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ストレスとメンタルヘルスの関係~病名と症状は?ストレスチェックも

   


長引く不況の中、職場では人が減らされる一方で、仕事の質は上がり量は増えるなど、数年前と比べると著しい職場環境の変化が続いています。

アナタの職場はいかがですか?

こういう状態が続くと、いわゆる「心の健康」を害する人が増えてきます。

ストレスとメンタルヘルスについて、お伝えします。

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ストレスとメンタルヘルスの関係は?

メンタルヘルスとは?

メンタルヘルス(Mental Health)とは、一般的には「心の健康」を指しています。

旧労働省が、1985年(昭和60年)に産業衛生の取り組みを強化した際、従来の「精神衛生」という言葉では広く理解が得られにくかったため、あらためて「メンタルヘルス」という言葉に置き換えて、より広い意味での「心の健康」を指すようになりました。

ちなみに、世界保健機構(WHO)では、「健康」を「身体的(Physical)、精神的(Mental)、社会的(Social)に完全に良い状態であり、単に病気や虚弱でないことではない」と定義しています。

ストレスとは?

ストレスとは、「外からの刺激によって生じた生体側の歪みと刺激に抵抗してその歪みを元に戻そうとする生体側の反応」をいいます。

こういう言い方をするとムズカしく感じてしまいますが、柔らかいクッションを押すとくぼみますよね?

それがしばらくすると元に戻ってくる…そんな感じを想像していただければ結構です。

つまり、ストレス自体はまったく正常な反応で、ストレス学説を発表したセリエ博士も、ストレスが悪いことだとは言っていないのです。

ストレスを生じさせる外界からの刺激をストレス要因(ストレッサ―)と言い、生体側の歪みと反応をストレス反応と言います。

ストレス要因は、主に次の4つに分けられ、職場、家庭、地域すべてに依存します。

  1. 物理的要因…光、音、温度など
  2. 科学的要因…化学物質、薬品、タバコ、アルコールなど
  3. 生物学的要因…動植物、細菌など
  4. 心理的・社会的要因…仕事、人間関係、家族の問題など

職場では、仕事の量や質、負担の大きさ、人間関係などがストレス要因になります。

これが大きくなると、イライラしたり、疲れたりするなどの急性のストレス反応が起こります。

軽度のストレス反応は一時的なもので、休息や睡眠などの適切な対処によって解消されますが、ストレス反応が増大し、持続すると、その対処能力を超えてしまい、やがてはうつ病や胃潰瘍などのストレス関連疾患等で「健康」を損なうことになってしまうのです。

つまり、ストレスに適切に対処できないと、メンタルヘルスに良くない影響を及ぼすということに繋がってきます。

それぞれの病名と症状は?

では、ストレスによってメンタルヘルスを損ねるとどのような病気(症状)になるのでしょうか。

気分(感情)障害

気分や感情の病的な変化を基本とする疾病です。

大きくは、うつ病と双極性気分障害(躁うつ病)の2種類に分けられます。

うつ病では気分が沈み、生気がなく活動的でなくなります。

ひどく疲れやすく感じたり、集中力の低下や物事への興味や喜びがなくなり、「なぜ自分だけがこんな不幸なことばかり…」と自虐的な考えになり、やがては自殺念慮(死ねば楽になる、死にたいと思う)などの鬱状態が中心となり、不眠や食欲低下などの身体的症状も現れます。

双極性気分障害では、うつ状態になることに加えて、気分が高揚し活動的となり、言動に抑えがきかなくなる躁症状が現れます。

依存症

精神保健においては、飲酒や薬物摂取などの習慣に強くとらわれていて、社会生活、職業生活、人間関係などに支障が生じても、なお自分ではコントロールできなくなっている状態を指します。

代表的なものは「アルコール依存症」です。

これは長期に大量のアルコールを摂取する習慣を続けた結果、肝障害、脳や神経の障害など、全身への影響が生じるほかに人間関係の悪化や飲酒運転等の社会的影響も起こります。

精神に作用する物質だけはなく、病的ギャンブルやインターネット、買い物などの行動による依存症も新たな問題となっています。

統合失調症

陽性症状(幻聴、妄想など健康な時には存在しないものが現れる症状)と陰性症状(意欲低下など健康な時にあった機能が損なわれる症状)が現れます。

原因は不明ですが、脳内の情報伝達機能の障害によって症状が出るものと考えられています。

神経症性障害

主として心因性に起因する心身の機能障害を総称するものです。

不安を中心としたパニック発作などが起こります。

発達障害

発達の不均質さが著しく、得手不得手の差が大きいことや社会生活への適応が困難である等の問題があるときに「障害」であるということができます。

生物学的要因によって生じる障害であると考えられていて、、先天的もしくは低年齢に生じるものですが、成長する過程において、それぞれの年代で属する環境や求められる事柄が異なるため、成人してからはじめて発達障害が問題になることが多いのです。

発達障害には、自閉症スペクトラム障害、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)などが含まれます。

自閉症スペクトラム障害

対人関係の障害(相手の気持ちや意図を理解するのが苦手)、コミュニケーションの障害(会話が成り立ちにくい)、興味や行動の偏りやこだわり(急な予定変更に弱い、新しいことが苦手、あることにはまりすぎて距離がとれない 等)の3つの特徴が存在します。

注意欠如・多動性障害(ADHD)

発達年齢に見合わない多動性や衝動性、不注意などにより特徴づけられます。
集中が持続しない、忘れっぽい、うっかりミスが多い、同時進行が苦手、じっとしていられない、思いつきで行動する、スケジュール管理が苦手など、その特性が社会生活や職業生活に困難をきたします。

学習障害(LD)

全般的な知的発達には問題がありませんが、読む、書く、計算する、推論するなどのうち、特定の能力について習得や発揮に著しい困難を示す状態をいいます。


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ストレスチェック制度とは?

ストレスチェックとは、ストレスに関する質問に答え、自分のストレスがどのような状態にあるのかを調べる簡単な検査のことです。

2014年(平成26年)に、労働安全衛生法が改正されて、従業員自身のストレスへの気付きを促すとともに、集団分析の結果を職場環境の改善に役立てることにより、メンタルヘルス不調になることを未然に防止することを目的に、雇用主がストレスチェック等を実施することが義務付けられました。

これをストレスチェック制度と言います。

ストレスチェック制度は、従業員が安心して検査を受けられるように、ストレスチェックや面接指導によって把握した健康情報の取扱いは充分に留意するることとしています。

また、この情報をもとに従業員に対する不利益な取扱いを行うことは禁止されています。

アナタの職場でストレスチェックが実施されていれば一度検査を受けてみてはいかがでしょうか。

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まとめ

発達障害とは?遺伝の可能性と原因について」でもお伝えしましたが、ワタシも以前、同じ業務を行う人の中に発達障害の方がいて、とても苦労しました。

でも、ワタシ自身が、発達障害の方の特徴や、その対処方法などを事前にもっと理解していれば、お互いに良い関係を築けたのではないかと思っています。

職場環境改善の中心的役割を果たすのは管理監督者ですが、職場の雰囲気づくりなどは、従業員一人ひとりの意識を協力が必要なのではないでしょうか。


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