お彼岸に結婚式はタブー?招待状は?大丈夫ですが注意点も!
いろいろ悩み、時にはケンカもしたけれど、やっと彼と結婚することになりました。
ドレスもふんぱつして、ステキなものを選びました。
で、肝心の結婚式の日取りは、お互いの仕事の都合とか、土日の大安の日とか、なんだかんだでこの日しかなかったけど、よく考えると、この日ってお彼岸じゃん?
これってダイジョブなの?
お答えします!
そもそもお彼岸とは?
ご先祖様にこちら(此岸)からあの世(彼岸)へ会いに行く(お墓参り)と言う行事で、ご先祖様を敬い、供養する期間です。
お彼岸の時期は、次のとおり、1年に2回あります
- 3月の春分の日(中日)を中心に前後7日間
- 9月の秋分の日(中日)を中心に前後7日間
春分の日と秋分の日は「中日」と言い、それぞれ、初日を「彼岸入り」、最後の日を「彼岸明け」と言います。
詳しくは、
「2017年の春分の日はいつ?風習は?お答えします」
「2016年の秋分の日はいつ?風習は?お伝えします」
を参照してくださいね。
お彼岸に結婚式を挙げるのはタブー?招待状は?
結婚式
お伝えしたように、お彼岸はご先祖様を敬い、供養する大切な行事のひとつで、「喪中」というわけではありません。
ですので、お彼岸に結婚式を挙げたりすることは、決して「縁起が悪い」とか「不謹慎」だということにはならないのです。
むしろお彼岸は、ご先祖様への感謝と、ワタシたちが今ある生命に感謝する期間ですので、前向きに考えれば、これから新しい生命を授かろうとするおふたりには、、ご先祖様へのご報告にもなるかもしれません。
招待状
同じように、お彼岸の最中に結婚式の招待状をだすのもタブーとは言えません。
招待状は、通常、式の2ヶ月くらい前の大安の日に発送します。
発送から返信締め切りまでが1ヶ月、席表などの印刷物を作るのに1ヶ月かかるとして、2ヶ月と少しの余裕を持つと良いとされています。
お彼岸に結婚式を挙げる際の注意点は?
お彼岸の時期にはほとんどの方が、ご先祖様への感謝や供養をするための「しきたり」としてお墓参りを予定しています。
確かに「お墓」と「結婚式」はイメージとして結びつきにくいでしょう。
また、高齢の方や、親族などには「しきたり」を重んじる方もいると思うので、このような方たちから見ると「お彼岸に結婚式を挙げるのは非常識ではないか」ということなってしまうようです。
お彼岸に結婚式を挙げることは決して非常識なことではないのですが、ふたりの新しい門出をみなさんに心から祝福してもらえるように、結婚式の日取りを決める際には、まずは両親、そして親戚縁者などに、事前にしっかりと連絡をとっておくと良いと思います。
その際に、「お彼岸の忙しい時期に失礼だと言うことは分かっているのですが、諸事情(お彼岸の時期になった理由など)によりこの日に結婚式を挙げることになりました。」などと、お詫びとともに結婚のご挨拶と結婚式へのご招待をすれば失礼にならないと思います。
そして、招待状を送る際にも、あらためて、一言添えることも忘れずに!
まとめ
お彼岸に結婚式を挙げることは非常識ではありません。
でも、世の中にはいろいろな考え方を持っている人がいるのも事実です。
お互いの両親はもちろんですが、両親の親族ともこれからうまくやっていかなくてはなりません。
誰からも祝福されながら、ステキな結婚式をあげられるよう、万全の準備をしてくださいね。
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