転職によるストレスは 事実・考え・感情 を区別した対処法で!
2016/07/30
今まで自分が培ったノウハウやスキルをさらに行かせるフィールドを求めるなどして、転職を経験された方も少なくないと思います。
また、色々な理由からやむを得ず転職される方もいます。
転職は、今までの業務や人間関係などがリセットされるため、良くも悪くもストレスが発生します。
転職や異動に伴うストレスと、その対処法について考えてみます。
転職によるストレスにはどういうものがあるの?
転職(異動)によるストレスには、主に次のようなものが想定されます。
新しい環境に対するストレス
- 新しい会社の雰囲気
- 新しい人間関係の構築
新しい業務に対するストレス
- 新しい業務を憶える
- 新しいスキルを習得する
経験やスキルの喪失感
- 今までの経験がリセット
- 今までのスキルがリセット
他にもたくさんありますよね。
転職によるストレスは「事実」「考え」「感情」を区別して対処
ストレスを感じたら、それが、「事実」「考え」「感情」の3つのうちどれに当てはまるのか考えてみましょう。
たとえば、アナタがまったく経験のない業種に転職したとします。
そして、次のようなことが心に浮かんだとしたら、それぞれどれに当てはまるでしょうか。
(1)業務に必要な知識が足りない
(2)はやく覚えたいと焦ってしまう
(3)周囲の人はやれているのに自分はやれていないダメな人間だ
(4)思ったようにできなくて情けない
(5)何をどうやったらよいかわからない
(6)新入社員のように安易に他の人にはきけない
そうです、この中で事実なのは(1)と(5)だけです。
簡単な例に置き替えると、こうなります。
事実 | 考え | 感情 |
お酒がグラスに半分入っている | ああ、あと半分しか入っていない | 残念 |
あと半分もはいっている | まだまだ楽しめるぞ! |
同じ「事実」でも、「考え」によって「感情」は変わるのです。
転職によるストレスは考えから 対処法は?
つまり、悩みが「事実」の場合は、その事実を理解して、改善に向けた計画を立て、その手段がわからない場合は上司(周囲)に相談しましょう。
悩みが「考え」や「感情」であった場合には考えによるストレス対処法で臨みます。
考えによるストレス対処法
考えによるストレスには、次の順番で対処しましょう。
- 「事実」そのものがストレスではなく、「事実」に基づいてイヤな気分を引き起こす「考え」がストレスであることを理解する
- 「事実」を洗い出す
- イヤな気分を感じたら「自分は何を考えしてるのか」と考えてみる
- 自覚した「考え」を「別の考え」に置き換える
- 置き換えた「別の考え」によって気分が100%良くならなくても気にしない
つまり、イヤな気分に埋没しないことが大切です!
どうでしょうか?
少しは楽になれそうですか?
まとめ
人間は誰でも自分を大切にしますし、自尊心もあるでしょう。
人から好かれたい、尊敬されたい、と思う気持ちも自然です。
でも、そのために、自分はこうあるべきだとか、こうではないとか、あまり深く考えすぎないようにすることです。
あまり、こだわらないで、「何とかなる」と楽天的に考えられるようになれるといいですね。
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