夏風邪の咳や痰が止まらない!原因と治し方についてお伝えします
風邪といえば、冬の寒い時期にひくイメージが強いですよね。
でも、夏風邪に悩まされる人は、ワタシも含め、決して少なくありません。
しかも、夏風邪は意外に長引くことが多く、また、咳や痰の症状が治まらないのです。
夏風邪の咳や痰の原因と、その治し方についてお伝えしていきます。
夏風邪の咳や痰が止まらない!
日中よりも夜の方が咳や痰が多く出ませんか?
人間のカラダは交換神経と副交感神経でバランスをとっていて、リラックス状態をつくる副交感神経は夜、優位になります。
副交感神経が優位になると気管や気道が収縮しますので、咳が出やすくなり、特に寝る際は仰向けになるため、夏風邪で出てくる鼻水や痰が気道を塞ぎ、咳や痰が出やすくなってしまうのです。
このことが原因で眠れないと、免疫力が落ちて、さらに夏風邪が治りにくくなってしまいます。
夏風邪で10日以上咳が続いている方は、別の原因の可能性もありますので注意してください。
咳や痰が止まらない原因は?
風邪の場合
アナタの咳や痰が風邪による場合、その原因はウイルスです。
夏風邪は鼻や喉の粘膜からウイルスに感染することで惹き起こされますが、そのウイルスの中に「アデノウイルス」という咳の症状が強く出るウイルスがいます。
アデノウイルスとは、夏風邪のウイルスの代表で、高温多湿を好むウイルスです。
アデノウイルスは呼吸器などで繁殖するため、咳や痰が出やすくなるのです。
風邪以外の場合
夏風邪で10日以上咳や痰が止まらない方は、別の病気に悪化している可能性もあります。
夏型過敏性肺炎
夏の高温多湿期になるとカビが増し、カビの一種であるトリコスポロンの胞子が肺に侵入することで咳などの症状が出ます。
ハウスダストなどにアレルギーをお持ちの方は、肺炎や気管支炎を発症して、咳や痰が止まらない状態になりやすくなります。
咳喘息
夏風邪の咳や痰で気管が弱った際に発症しがちな咳喘息は、喘息の前段階で、室内のハウスダストなどの刺激で気管が炎症を起こして、咳や喉の痛みを伴い、1ヵ月以上咳や痰が続く事があります。
細菌性肺炎
やはり夏風邪の咳で免疫力が下がった時に発症する事が多く、食欲不振・胸の痛み・黄色い痰・発熱を伴います。
タバコを吸う人は発症しやすいと言われています。
マイコプラズマ肺炎
免疫力が下がった時に発症しやすくなり、10歳くらいまでの子どもが発症する可能性が高く、喉の痛み・痰・鼻水・発熱を伴います。
痰の色が緑がかっているのが特徴です。
冷房病
エアコンにより室内が乾燥し、その乾燥した空気を吸い込んだ喉も乾燥して喉の痛みと咳や痰の原因となります。
咳や痰が止まらないときの治し方は?
夏風邪は、咳や痰の症状がありますが、これは体内にある夏風邪のウイルスを追い出そうとして出ているためです。
それにはカラダの免疫力を上げることが重要ですが、自分でできる簡単なことをいくつか挙げてみましたので参考にしてみてくださいね。
温かい飲み物を飲む
暑い日には思わずキーンと冷えたモノを飲みたくなりますよね。
でも、冷たい飲み物を飲むと気道が収縮して、空気の通りが悪くなるので、夏風邪の咳が悪化しやすくなります。
ときには温かい飲み物を飲むと良いでしょう。
生姜紅茶を飲む
温かい飲み物としておすすめなのが生姜紅茶です。
咳や喉の痛みに有効な生姜は、体を温めて免疫力を上げるので夏風邪に効きめがあります。
紅茶にも緑茶と同じようにカテキンが含まれていて、免疫力を高める効果があります。
紅茶にすりおろしの生姜のエキスを入れ、ハチミツや黒砂糖を入れるとおいしく飲めますよ。
つくるのが面倒という方はコチラもどうぞ。
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うがいをする
これは風邪をひいていなくても大事ですよね。
うがいは喉の粘膜に付着した菌を洗い流してくれますので、やがて咳や喉をしずめてくれます。
マスクをする
夏風邪で咳や喉の痛みが続く際は、マスクをして乾燥した空気から喉を守りましょう。
夏なのでちょっとはずかしい気もしますが、気になる方は家にいる間だけでもいいでしょう。
ネックウォーマーやタートルネックを着る
ネックウォーマーやタートルネックを着て、喉元を温めて乾燥を防ぐと菌の繁殖を抑えて咳止めに繋がります。
ネックウォーマーをして寝るだけでも効果があります。
刺激物を避ける
夏風邪で咳や喉の痛みやひどい時は、コーヒー、アルコール類、炭酸飲料、唐辛子などは控えた方が良いでしょう。
まとめ
つらい咳や痰が2週間以上おさまらないときは、早めにお近くの内科医を受診しましょう。
夏は暑さで体力を消耗していますので、一般的に治りが遅くなる傾向があります。
ワタシはお盆の時期に充分な休養がとれない時に喉が痛くなります。
まずはムリをしないで、休養するのが一番です。
お大事にしてくださいね。
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