初めてのテニス観戦 持ち物は?マナーは?ため息はダメ?お答えします
錦織圭選手の世界の檜舞台での大活躍を目の当たりにしてテニスに興味を持った方も多いのではないでしょうか?
自分自身がテニスを始めた方もいれば、お子さんがテニスをやり始めたという方もいらっしゃると思います。
そうすると、いずれは行きたくなるのが試合の観戦ですよね。
そこで、テニスの観戦に必要な持ち物やマナーなどについてお伝えします。
初めてのテニス観戦 持ち物は?
何でも初めてのときは不安ですよね。
ワタシも普段はサッカー観戦が中心ですので、テニス観戦の独特な雰囲気にちょっと戸惑いました。
でも、わかってしまえばダイジョブです。
持ち物
日よけグッズ
テニス会場は一部しか屋根がないところがほとんどです。
試合時間は長時間に及ぶこともあるため、真夏でなくても日焼け対策は必要です。
日焼け止めや帽子など、普段の日焼け対策で結構ですが、日差しの強い日は首周りを覆うものを用意してくださいね。
水分、軽食
テニスの試合会場は、野球やサッカーのように売り子さんがビールを売りに来たりはしてくれません。
また、会場内の飲食店は、数も少なく、値段もかなり割高なことがほとんどですので事前に用意されることをおすすめします。
有明でご覧になる場合は、国際展示駅を降りたらすぐ右手にあるローソンで買ってしまいましょう。
こちらも混んでいますが、会場内の飲食店はもっと混んでいますよ。
テニスは、野球やサッカーと違ってペットボトルの持ち込みなどについては問題ありません。
サインペンや色紙など
こちらは人に寄りますが、もらえるならもらいたいという方は一応持って行ってください。
試合中の選手からサインをもらえることはあまりありませんが、有名な元選手などが観戦に来ていることが多いです。
また、そのような方はすぐ退席してしまうことが多いので、ちょっとしたチャンスにサインをもらうしかありません。
ワタシがパン・パシフィック・オープンを観に行った時は、リオ・パラリンピックで活躍された、女子車いすテニスの上地結衣選手が突然観戦に訪れ、それを見つけた目ざといファンが右手にサインペンを持って一斉に列を作っていました。
上地選手は1ゲームほど観て退席してしまったので、もらえた方はラッキーでしたよ。
オペラグラス
必須ではありませんが、大きな会場で後ろの方の席でご覧になるときはあった方が安心です。
ただ、テニスは両者の白熱する打ち合いを観るのが醍醐味ですので、ちょっと遠巻きで観た方が臨場感があります。
初めてのテニス観戦 マナーは?
テニスでは、選手が集中できるような環境づくりに協力するという観点や伝統などからいくつかのマナーが存在します。
選手がプレーしている間は静かにする
プレー中とは、選手がサーブの体勢に入り、相手がその選手を見た時からラリーでポイントが入るまでを指します。
この間は、静かに選手のプレーを見守るのがマナーですので、プレー中に話したり、音を立てる行為は避けるようにしましょう。
ただし、選手が良いプレーをしてポイントを取った場合などには、惜しみない拍手や歓声をあげることは支障ありません。
携帯やカメラなどに関する留意事項
プレー中は選手の妨げにならないように協力する姿勢が必要になるため、携帯電話はマナーモードにすることはモチロン、
- ビデオカメラの撮影
- カメラでのフラッシュ撮影
- 自席以外カメラ撮影
は禁止となりますので注意してください。
プレー中の飲食
飲食自体は問題ありませんが、せんべいなどの音が出る食べ物は気をつけましょう。
会場内の移動
特に注意したいのは会場内の移動です。
移動はコートチェンジ時、あるいはセット間の2分休憩時に行ってください。
試合中は移動したり、立ったりすることはマナー違反になり、会場によっては出入口にロープを張られることもあります。
トイレは試合前に済ませておきましょうね。
ちなみに、コートチェンジは、3、5、7、9、11ゲーム終了時、つまり第1ゲーム以外の奇数ゲーム終了時に行われます。
お子さん連れの方は憶えておくと良いでしょう。
服装
ドレスコードのようなものはありませんが、光沢のある(光を反射する)服装は控えた方が良いと思います。
アクセサリーもあまり大きなものは避けた方が無難です。
また、あまりないとは思いますが、仮装や被り物などは慎みましょう。
初めてのテニス観戦 ため息はダメ?
特に日本人に多いと言われていますが、選手がミスをした時に、観客から一斉にため息が出ることがあります。
観る方も集中して、かつ応援しながら観ていますので仕方のないことだと思いますが、選手には相当ダメージがあるようです。
以前、クルム伊達選手が観客のため息に対して声を上げて怒りをあらわにしたこともあるくらいです。
個人的には、思わず出てしまう「ため息」くらいは仕方ないのかなと思いますが、「選手が集中できるような環境づくりに協力する」というテニスの基本マナーを考えると、みんながひとりひとり我慢できるなら我慢する、という努力は必要なのではないかと思います。
つまり、一斉にため息をされると選手にとってはダメージがあるということを理解した上で、
「ダメとまでは言えないが、なるべくしないように」
というのがワタシの持論です。
まとめ
テニスでは、選手が集中できるような環境づくりに協力するということが重んじられます。
そのため、応援についても、好きな選手がブレークポイントを握られた時などは拍手をして激励することが多いようです。
また、応援していない選手に対しても、いいプレーには拍手を惜しみません。
選手同士が精一杯戦える舞台を作って、観戦しているみなさん全員が楽しめるようにしたいものですね。
■ おすすめトピック ■