お歳暮の意味と由来は?贈る時期と金額は?お答えします!
2016/11/22
年末のイベントといえばやっぱりクリスマスですよね。
ステキなイルミネーションもありますし、何となくロマンチックな気分になってしまいます。
そんな中、やはり社会人として忘れてはいけないのが「お歳暮」です。
お歳暮の意味と由来、そしてお歳暮を贈る時期と金額についてお伝えします。
お歳暮の意味と由来は?
「歳暮(せいぼ、さいぼ)」とは本来、年の暮れを表す季語で、「年末」を表す言葉として用いられていました。
そして、古来日本では、新年に神様にお供えするものを年末のうちに贈る(配る)という風習があり、年末にあいさつに回ることを、「歳暮周り」と言っていました。
当時の主なお供え物は、塩鮭や数の子、餅などの食料品で、神様に供える「お神酒」の酒肴に由来していると言われています。
また、現在のように「感謝の気持ちを込めて贈る」という意味が含まれるようになったのは江戸時代からになります。
当時の商売は、盆と暮れにまとめて決済を行っていたため、特に年末の支払いの際には「来年もよろしくお願いします」という意味で贈り物を一緒に届けていたのです。
また、長屋の大家さんには日頃のお礼と、「来年も引き続きよろしくお願いします」という気持ちを込めて、贈り物を持参していました。
これらのことが、元々の風習とあいまって、お歳暮は、年の暮れに日ごろのお礼と感謝の気持ちを込めて贈る贈り物として定着していったのです。
お歳暮を贈る時期はいつからいつまで?
本来、お歳暮を贈る時期は、「この日からお正月を迎える準備をする」という日である「正月事始め」の12月13日から20日までに届くようにとされてきました。
現在ではこの習慣があまり一般的ではなくなったため、11月の末から12月の初旬に贈るという方も少なくないようです。
ただし、お正月用の生鮮食品を贈る場合はなるべく年末近くに届けた方が良いでしょう。
また、地方によって習慣が違っていて、
- 関東地方 … 12月初旬~12月31日
- 関西地方 … 12月13日~12月31日
とされていますが、年末が押し迫った忙しい時期に届いては迷惑ですので、やはり12月20日頃までが無難です。
うっかり時期を逃してしまった場合は
- 関東地方 … 1月7日(松の内)
- 関西地方 … 1月15日
までに表書きを「御年賀」として届くようにします。
これよりも遅くなる場合は松の内を過ぎてから2月4日(立春)までの間に「寒中御見舞い」や「寒中お伺」として贈ります。
お歳暮を贈る際の金額はいくらぐらいがいい?
お歳暮を送る際の金額は、一般的には、3,000円~5,000円だとされています。
相手への感謝の気持ちを表すものなので、もっと高価なものを送りたいという方もいらっしゃると思いますが、あまり高い物を送ると、かえって相手に気を遣わせてしまうこともあります。
また、一度高価な物を贈ってしまうと来年も同等程度以上のものを送らなければならなくなってきますので、ムリをしないで、できる範囲内で贈りましょう。
さらに、贈る相手によっても金額に差が生じます。
特にお世話になっている勤務先の上司や仲人、別居の親などへは5,000円相当の品物を、取引先や友人・知人へは3,000円程度の物を贈るということが多いようです。
また、お歳暮には「来年もよろしくお願いします」という意味も込められていますので、お中元よりも1~2割程度金額を高めに設定して贈るという方も少なくありません。
そして、贈る際の金額が決まったら、次は「何を送ったら良いか」ということになりますよね。
お歳暮には「新年を新しい物で迎えていただく」という気持ちから洗剤や油などが多く選ばれますが、基本的にはもらった相手が喜ぶようなものを贈るということが肝心です。
例えば、贈る相手が日ごろ健康に気を付けていらっしゃる方でしたら特定保健用食品の詰め合わせなどはいかがでしょうか。
そのような贈り物は、相手にも「自分のことを良く理解してくれている」というキモチにもつながります。
【参考】楽天市場 お歳暮特集
http://event.rakuten.co.jp/oseibo/ranking/
こちらを経由してから購入すると、ちょっとしたお小遣い稼ぎになりますよ。
まとめ
お歳暮は、お世話になった方へ日頃の感謝の気持ちと、来年も引き続きよろしくお願いしますというあいさつを兼ねたものです。
ですので、大切なのは「感謝」と「良好な関係継続」の思いです。
日ごろお世話になっている方との普段の会話の中に「今年は何を贈ったら喜ばれるか」というヒントが隠されているハズです。
相手の喜ぶ顔を想像しながらお歳暮を選んでみて下さい。
アナタ自身も必ず喜ばしい気持ちになれると思いますよ。
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