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冷え対策グッズは冷え性を悪化させる!?冷え性の原因と改善法について

      2018/01/18

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ネットで検索すると、数え切れないほどの冷え対策グッズがありますよね。

でも、実はこれらの対策グッズが、逆に冷え性を悪化させる原因になってることがあります。

グッズに頼りすぎずに、原因を知って、根本的な改善法を実施しましょう。

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なぜ冷え対策グッズは冷え性を悪化させるの?

あらゆる冷え対策グッズを使っても一向に冷え性が改善しないどころか、かえって冷え性を悪化させてしまうことがあります。

温めすぎると体温が下がる

ヒトには温度を感知する場所がいくつもあり、それらは脳とつながっていて、体温を一定に保つように調節しています。

これが「ホメオスタシス」と言われるものです。

例えば、湯たんぽや電気毛布などで、カラダの外側から温めていると「熱くなってきたから冷やさなくては!」と脳が判断してカラダを冷やし始めます。

カラダが冷えても、湯たんぽや電気毛布などで温め続けているときは感じませんが、温めるのをやめると、カラダはそのまま冷えていくので、かえって温める前より寒く感じます。

とくに、眠っているときは血管が拡張して自然と温まるようになっているので、その時にカラダを温めすぎてしまうと、冷えやすい体質になってしまうのです。

自力で温める力が弱くなる

ヒトは寒さを感じると、体をブルブルと震わせたりすることで血流を促し、発熱して体温を上げようとします。

くしゃみをするのも体温を上げるためだと言われています。

そのようなヒトの自然なチカラを使わないで、常時温め続けていると、自力で発熱し、体温を上昇させる機能が低下していってしまうのです。

一時的・局所的な温めは改善法ではない

冷え性は、今までの生活習慣や食生活などが長い間積み重ねられてでできた症状です。

対策グッズで一時的に温まることができても、冷え性の原因が改善されるわけではありません。

しばらくすれば、また元の冷たい手足に戻ってしまうのです。

冷え性の原因は?

冷え症には様々な原因が考えられますが、主なモノとしては次のとおりです。

自律神経の乱れ

自律神経とは内臓の状態を自動的に調節してくれる神経のことで、先ほどお伝えした「ホメオスタシス」も自律神経によるものです。

他には、ご飯を食べた後は自然に胃腸の働きを活発にしてくれたり、運動をするときは心臓の働きを自然に強めてくれるなど、ワタシたちの生活には欠かすことのできないものです。

しかし、自律神経はストレスや生活習慣の乱れの影響を受けやすく、自律神経の働きが乱れると内臓はそのときの状況に合わせて適切に働くことができずに身体に様々な不調をもたらしてしまいます。

冷え症もこの自律神経の機能が乱れていることが原因のひとつです。

自律神経の乱れによって体温調整がうまくできなくなってしまい、カラダが常に冷えを感じるようになってしまいます。

また、近年では、過度な冷房も自律神経が乱れる大きな原因であると言われています。

クーラーがキンキンに効いた部屋から一歩外に出ると40℃近く…。

自律神経は温度の変化に対応できず、その働きが少しずつ乱れていくとも言われているのです。

不規則な生活習慣や食生活の乱れ

深夜に及ぶ残業や就寝前の食事、暴飲暴食など、不規則な生活習慣や食生活の乱れは、自律神経の正常な働きに大きな支障をもたらします。

冷えに関しても、この生活習慣や食生活の問題は深く関わってきます。

できる限り規則的な生活習慣と正しい食事を心がけましょう。

筋肉量の低下

運動不足などにより、筋肉の量が少なくなってくると冷えを招きやすくなります。

特にふくらはぎの筋肉は第2の心臓と言われるほど血液の循環には重要です。

ふくらはぎの筋肉が働くことで足にたまっている血液が心臓に押し戻され血液が上手く全身を循環します。

反対に足の筋肉が上手く働かないと足に溜まった血液をうまく心臓に押し戻せないため、足の冷えやむくみにつながりやすくなります。

ワタシはフィギュアスケートを始めてから冷え性がかなり改善されました。

衣類の重ね着などによる過度な対策

足やつま先が寒いからという理由で靴下の上に靴下を履いたり、さらにはレッグウォーマーや湯たんぽなど、ありとあらゆる対策をされている方もいます。

キツイ衣服を着用するとそれだけで血流が妨げられ、血液の循環が悪くなってしまうことで、さらに寒さを感じてしまいます。

そこで、対策グッズで装備し始めるのですが、常時温め続けていると、自力で発熱し、体温を上昇させる機能が低下していってしまい、恒常的に冷え性になってしまうのです。


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冷え性の改善法は?

では、どのようにして冷え性を改善したら良いのでしょうか。

生活習慣や食生活を改善する

夜遅くまでの残業などは避けようもないことがありますが、できる限り、就寝前の食事、暴飲暴食など、一般的に良くないと言われていることは避けるようにしましょう。

「早寝・早起き・朝ごはん」という標語が、ウチの子どもの小学校に貼ってあります。

ワタシは子どもを学童保育に迎えに行く時、いつもこの標語を見て自戒しています(笑)。

エアコンを効かせ過ぎないようにする

暑いからといって冷房を効かせすぎると身体は体温の調整機能が衰え徐々に冷え症を強めてしまいます。

暖めすぎる暖房も同じです。

この対策としては部屋の中と外の温度差を5℃以内にするのが理想です。

自律神経が行える体温調整は5℃以内だと言われています。

最近のエアコンは外気温がわかるようになっていますので、こまめにチェックして部屋の中と外の温度差を5℃以内にするように心がけましょう。

冷たいモノを摂り過ぎないようにする

夏は暑いのでどうしても冷たい食べ物や飲み物が欲しくなりますが、冷たいや食べ物や飲み物を摂ると内臓がどんどん冷えていってしまいます。

内臓が冷えると代謝という熱を作る働きが低下し、さらに冷え症が進行してしまうのです。

でも、温かい食べ物や飲み物ならどれだけ取っても大丈夫というわけではありません。

食べすぎは胃腸への負担を大きくし身体は胃腸へ血液を多く送ります。

そうなると全身の血液がうまく循環できなくなり、結果的に冷えにつながります。

やはり「腹八分目」でいきましょう。

過度な長時間入浴は避けるようにする

『夏の暑い時でもシャワーはやめて、40℃のお湯で半身浴を30分以上… 』

よく見かけるセリフですが、そのまま鵜呑みにしてはいけません。

何度も言いますが、ヒトには「ホメオスタシス」の機能があるのです。

つまり、いくらお風呂でカラダを温めても、カラダはもとの体温を保とうとするのです。

対策グッズを含めて、外からカラダを温めると、自分のカラダは自分を冷やそうとします。

あまり意識せず、自分が「キモチイイ」と思う範囲で入浴しましょう。

ワタシも夏場でも入浴はしますが、時間は短めで、最後に常温の水シャワーを浴びます。

キモチイイですよ。

衣類の重ね着などによる過度な対策をやめる

先ほどお伝えした理由から、衣類の重ね着や、各種の冷え対策グッズなどによる過度な防衛を徐々にやめるようにしてください。

また、キツイ衣類や小さめのブーツなども、同じようにもカラダや足が締め付けられて血流が悪くなることがありますので注意してください。

もしどうしても足が寒いという場合は、絹・毛・綿などの天然の繊維でつくられた緩めの靴下を着用するようにしましょう。

化学繊維が使われた靴下は締め付けが強く足の血行を悪くすることが多いと言われています。

特に良いと言われているのは絹の靴下です。

絹には保温性と湿度を適度に保つ働きがあると言われています。

どうしても足が寒い場合は緩めの絹の靴下を重ね履きして対応しましょう。

シルク製品は シルク衣料の専門店【シルクル】 がおすすめです。

足の筋肉を鍛えるようにする

足の筋肉を鍛えることは冷え症改善にはとても有効です。

ふくらはぎの筋肉を程よく使うことで足の余分な血液が心臓に押し戻されて、冷え症の改善につながるのです。

そのためには、ウォーキングやジョギングが全身の筋肉も使うことができて良い運動になります。

時間のある方はぜひ毎日30分程度のウォーキングなど採り入れてみましょう。

ウォーキングなどの軽い運動は、筋肉を使うだけではなく、ストレスを解消して自律神経を整える効果もあると言われています。

クルマ通勤の方も、曜日を決めてその日は電車で通勤するなど、ちょっとした工夫でずいぶん違うハズです。

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まとめ

対策グッズを使わないで済むならそれに越したことはありませんが、「カラダは温めない方が良い」ということではありません。

やりすぎなければカラダを温めることもとても大切なことです。

カラダを温めれば、リラックスして血流が良くなりますし、寒くて我慢できないときは温めることも必要です。

冷え対策グッズを使いたいと思ったときは「湯たんぽ」や「半身浴」など、できるだけカラダに負担の少ない自然なものを使いましょう。

でも、何時間も半身浴をしたり、靴下を何枚も重ねたりするのはやりすぎです。

また、「アレはダメ」、「コレはイケナイ」とあまり神経質になるとそれがストレスになり、冷えの原因になってしまいます。

何事もバランスをみながら、できる範囲で行ってくださいね。


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