お酒の適量や飲み方のポイントは?ライフサイクルと飲酒について
これから年末年始にかけてはお酒を飲む機会が増えてきますよね。
お酒は適量なら効果がありますが、飲みすぎてしまうと消化器系の障害や生活習慣病の原因にもなります。
お酒との付き合い方を再点検して、楽しく安全な飲酒を心がけましょう。
お酒の適量ってどれくらい?
お酒の適量には個人差がありますが、おおよその目安を知っておくと飲みすぎが防ぎやすくなります。
男性は純アルコールで20g/日が適量とされていて、女性は男性より少ない量とされています。
主なお酒の目安
20g/日の目安となるお酒の量です。
お酒の種類 | アルコール度数 | 20g/の目安 |
ビール | 5度 | 中びん1本(500ml) |
缶チューハイ | 5度 | 1.5缶(約520ml) |
ワイン | 14度 | 1/4本(約180ml) |
日本酒 | 15度 | 1合(180ml) |
焼酎 | 25度 | 0.6合(110ml) |
ウイスキー | 43度 | ダブル1杯(60ml) |
いつもの量と比べるといかがでしょうか?
えっ?これだけ??と思った方は飲み過ぎということです(笑)。
飲み方のポイントは?
アナタはどんな飲み方をしていますか?
飲み方別にポイントをあげてみました。
毎日飲むことが楽しみ
毎日飲むと中性脂肪が増えてお腹周りに脂肪が付きやすくなります。
週に2日は休肝日を設けましょう。
付き合いが多い
外で飲むとついつい量が増えてしまいがちです。
ソフトドリンクと交互に飲むなど、飲むペースを遅くする工夫をしてください。
また、飲み会が断りにくいという方は、
「職場の飲み会の断り方 理由別にお伝えします!」
もごらんください。
ストレス解消のために飲む
ストレス解消のために飲むと、量も頻度も増えていきます。
飲酒以外のストレス解消法を見つけましょう。
おつまみや食事を食べずに飲む
空腹のまま飲むと肝臓に負担がかかってしまいます。
タンパク質や海藻類などを一緒に摂るようにしましょう。
夜中におつまみやお菓子を食べながら飲む
21時過ぎの飲食は、直接内臓脂肪に変わってしまいます。
生活リズムを整えて、夜遅い時間にはノンアルコール飲料で楽しみましょう。
塩分の多いおつまみを多く摂りながら飲む
塩分の多いおつまみはノドが渇きます。
そのため飲酒量も増えてしまうのです。
また、血圧を上昇させる原因にもなるので注意しましょう。
睡眠薬代わりに飲む
寝る前の飲食は、寝つきが良くなったように感じますが、実は眠りそのものは浅く、途中で起きてしまうなど、眠りの質を下げてしまいますのでやめましょう。
ライフサイクルと飲酒
ライフサイクル別の飲酒の傾向とポイントです。
女性
女性は一般的に男性に比べて身体(肝臓)が小さく、体内の水分やアルコールを分解する酵素も少ないことなどから、飲酒には次のような特有のリスクが伴いますので注意してください。
- 血中アルコール濃度が高くなりやすい
- 乳がんや胎児性アルコール症候群などの女性特有の疾患のリスクが高まる
- 早期に肝硬変やアルコール依存症になりやすい
高齢者
高齢者は、自らの退職による環境の変化や配偶者の死などにより飲酒量が増えることがあります。
健やかに過ごせるようなライフスタイルを維持しながら「節度ある適度な飲酒」を心がけることが重要です。
若年層
若年層の飲酒は減少傾向にあります。
ただし若年層は急性アルコール中毒やアルコール依存症等のリスクが高く、事件や事故との関連も散見されます。
若年層においても「節度ある適度な飲酒」を心がけることが必要です。
また、周囲も若年層に過度な飲酒を強いることのないように充分注意してください。
まとめ
お酒は適量なら、ストレス解消や食欲の増進、さらにはLDH(善玉)コレステロールの増加など、様々な効果もあります。
「酒は百薬の長」と言われますが、そのあとには「されど万病の元」と続きます。
明るく楽しく、節度ある適度な飲酒を心がけましょうね。
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