フィギュアスケート ショートプログラムとフリーの違いについて
2017/02/19
秋が深まり、だんだんと寒くなってくると、外に出るのも何となく億劫になってきます。
そんなことではまた1キロ、2キロ…。
運動しなくっちゃ、と思ってはみるものの、やっぱりいつの間にかテレビの前でお菓子を食べている。
でも気持ちだけはスポーツに。
だって羽生君がカッコよく滑ってるんだもん!
ところで、羽生君や真央ちゃんたちがやっている「ショートプログラム」と「フリー」って一体何が違うの?
曲に乗って踊っているのは同じだと思うんだけど…。
そんなアナタに、その違いを簡単にご説明します。
ちなみに、ワタシは現在フリースタイル1級目指して練習中です!
フィギュアスケート ショートプログラムって何?
男子も女子もシングルの場合はショートプログラムとフリーの合計得点で順位が決まります。
ショートプログラム 男子
自分で選んだ曲にのって演技します。
ジャンプ、スピン、ステップからなる次の7つの要素(「エレメンツ」といいます。)で構成されたプログラムで滑走します。
演技時間は2分50秒以内です。
- アクセルジャンプ:2回転または3回転
- ステップからのジャンプ:3回転または4回転
- コンビネーションジャンプ:2回転+3回転、3回転+3回転、4回転+2回転、または4回転+3回転
- フライングスピン:8回転以上
- キャメル、またはシットスピン:足換え1回のみ、各足6回転以上
- コンビネーションスピン:基本3姿勢(シット、キャメル、アップライト)を全て含む、足換え1回のみ、各足6回転以上、各姿勢2回転以上
- ステップシークエンス:リンク全面を使用
ショートプログラム 女子
男子同様、自分で選んだ曲にのって演技します。
ジャンプ、スピン、ステップからなる次の7つの要素で構成されたプログラムを滑走します。
演技時間は男子と同じ2分50秒以内です。
- アクセルジャンプ: 2回転、または3回転
- ステップからのジャンプ: 3回転
- コンビネーションジャンプ: 2回転+ 3回転、3回転+3回転
- フライングスピン:8回転以上
- レイバック、またはサイドウェイズリーニングスピン:8回転以上
- コンビネーションスピン:基本3姿勢(シット、キャメル、アップライト)を全て含む、足換え1回のみ、各足6回転以上、各姿勢2回転以上
- ステップシークエンス:リンク全面を使用
フィギュアスケート フリーってどういうもの?
フリー 男子
ショートプログラムと同じく、自分で選んだ曲にのって演技します。
演技構成に含められるエレメンツをおりまぜて滑走します。
演技時間は4分30秒以内で、前後10秒の増減は認められます。
ジャンプ
8回まで
- アクセルジャンプ 1回以上。2回転アクセルは2回まで。
- コンビネーションジャンプ3回まで(3連続ジャンプは1回のみ)。
- 同種類のジャンプ(3回転・4回転)は2回まで。そのうち1回は、必ずコンビネーション、またはシークエンスに組み込まれたジャンプであること。同種類でも回転数が違えば、違うジャンプとみなされる。
スピン
3回まで
- コンビネーションスピン1回:足換え1回以上。合計10回転以上。
- フライングスピン、もしくはフライングから入るスピン1回:6回転以上。
- 単一姿勢でのスピン1回:6回転以上。
- 3つとも異なる種類(異なる略記号)のスピンであること。
ステップシークエンス
1回まで
- リンク全面を使用すること、ジャンプを入れることも可。
コレオグラフィックシークエンス
1回まで
- あらゆる種類の動作で構成される。リンク全面を使用すること。ステップシークエンス後に行うこと。
フリー 女子
男子と同じです。
演技時間は4分以内で、前後10秒の増減は認められます。
ジャンプ
7回まで
- アクセルジャンプは必ず1回以上。2回転アクセルは2回まで。
- コンビネーションジャンプ3回まで(3連続ジャンプは1回のみ)。
- 同種類のジャンプ(3回転・4回転)は2回まで。そのうち1回は、必ずコンビネーション、またはシークエンスに組み込まれたジャンプであること。同種類でも回転数が違えば、違うジャンプとみなされる。
スピン
3回まで
- コンビネーションスピン1回:足換え1回以上。合計 10回転以上。
- フライングスピン、もしくはフライングから入るスピン1回:6回転以上。
- 単一姿勢でのスピン1回:6回転以上。
- 3つとも異なる種類(異なる略記号)のスピンであること。
ステップシークエンス
1回まで
- リンク全面を使用すること、ジャンプを入れることも可。
コレオグラフィックシークエンス
1回まで
- あらゆる種類の動作で構成される。リンク全面を使用すること。ステップシークエンス後に行うこと。
フィギュアスケート 昔はどうだったの?
年によって少しずつルールが変化しています。
一番大きく変わったのは、やはり「コンパルソリー」がなくなったことでしょう。
コンパルソリーとはフィギュアスケートの旧種目のひとつで、決められた図形にそって滑り、正確さなどを競う競技です。
1991年に廃止されました。
フィギュアスケートで日本人初の銀メダリスト、伊藤みどりさんはこのコンパルソリーが大の苦手と言われていました。
伊藤みどりが今のルールでやったら間違いなく金メダルを獲れただろうという人も多いです。
でも、ワタシは勝負にタラレバはないと思っています。
頂点に立つには苦手があってはいけないのです。
まとめ
いかがでしたか。
基本的には、男子と女子の、ショートとフリーのエレメンツと演技時間の違いなどを憶えておけばダイジョブかと思います。
あっ、言っておきますが、ワタシ、伊藤みどりさん大好きですよ。
だって、一緒に滑ったことあるんですから!!(自慢)
Tシャツにサインもしてもらったもん!!
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