雛人形を処分したい!しても良いの?供養は必要?娘に引き継げるの?
結婚した、引越ししたなど、いろいろな事情で不用になった雛人形、どうしていますか?
処分したいけれど、「人形には魂が宿る」と言われているし、処分してもいいのかどうか…。
一緒に見て行きましょう!
雛人形は処分しても良いの?
雛人形は、ご両親が、娘であるアナタの健やかな成長と幸せを願って購入し、大切に飾ってきてくれたものです。
必要ないからといって、普通のゴミのように気軽にゴミ袋にポイッ!と入れるのは気が引けてしまいますよね。
でも、雛人形は、もともと平安時代に自分の災厄を人形に移して川や海に流す「流し雛」が起源だと言われていて、ずっと持っていなくてはいけないものとは考えられていないのです。
処分するかどうかは、個人の考えや状況に応じて判断して構いません。
雛人形を処分するときは供養するの?
キチンと供養してあげたほうがいいかどうかは個人の判断になります。
ただし、「今までワタシを守ってくれてありがとう」という感謝の気持ちを込めて処分するなら、専門のところで供養してあげた方が良いでしょう。
キチンと供養することで、アナタの心の中もスッキリするのではないでしょうか。
供養するにはどうしたらいい?
では、供養するにはどうしたら良いでしょうか?
自宅の近くで供養を行っている寺社に持参する
まず、どこの寺社で供養を行っているかネットで調べてみましょう。
どちらの寺社でも供養料がかかる場合がほとんどだと思います。
寺社によって供養料はまちまちですが、10,000円~20,000円程度が相場です。
【参考】人形供養について(雛人形のこうげつ人形)
【URL】http://www.kougetsu.co.jp/kuyou.html
寺社が開催している人形感謝祭に郵送する
自宅の近くに供養を行っている寺社がない場合は、全国の有名寺社で年に1回程度開催されている人形感謝祭に郵送することができます。
ただし、開催している寺社が限られていて、また、受付期間が感謝祭の開催期間よりかなり早い時期になるので注意してくださいね。
供養料は5,000円程度の寺社が多いです。
【参考】人形供養・人形感謝祭 開催リスト(一般社団法人 日本人形協会)
【URL】http://www.ningyo-kyokai.or.jp/kuyou/klist.html
人形感謝(供養)代行サービスを利用する
一般社団法人 日本人形協会では、「人形感謝(供養)代行サービス」を行っていて、フォームに入力後「お人形差出キット」が郵送されるという仕組みがあります。。
【URL】http://www.ningyo-kyokai.or.jp/kuyou/
費用は5,000円~です。
いずれの場合も、ケースや付属飾りは供養の際に持ち込めません。
ケースなどは、お住まいの市町村のルールに従って、粗大ゴミとして処分が必要です。
供養ではなく寄付したいときは?
寺社での供養までは考えていないけれど、どなたかに有効利用してもらえるなら、それが一番の「供養」になるという考え方もあります。
自治体で受け入れ先を探す
子どもたちに寄付したいと考えている方は、まずお住まいの自治体に問い合わせをしてみましょう。
市町村によっては雛人形の受入先を紹介してくれる場合があります。
お雛様の時期だけ飾る場所を提供してくれる公民館だけではなく、保育園や児童施設などでは雛人形を引き取ってくれる場合もあるようです。
途上国支援団体に寄付する
途上国支援の一環として雛人形の寄付を受け付けている団体があります。
【参考】国際社会支援推進会(ワールドギフト)
【URL】http://world--gift.com/kihu/doll-1.html
供養しなくても良いから処分したいときは?
人にあげてしまうのは、お金もかからず、さらに受け取った方が喜んでくれれば、良い処分方法だと思います。
でも、子どもには新しいものを買ってあげたいという家庭も多いので譲渡先も簡単には見つからないかも知れませんね。
そのようなときは、お住まいの市町村の粗大ゴミセンターに連絡しましょう。
人形単品程度のモノなら普通ゴミでだせる自治体もあります。
ただし、アナタの心に引っ掛かりがあるときは素直にやめておきましょうね。
雛人形は娘に引き継げるの?
自分に女の子が生まれたら、自分の雛人形を引き継げるのでしょうか。
一般的には「引き継げない」とされています。
雛人形は、ひとりの女性のための飾り物として、その女性の身代わりとなり、厄払いをしてきたのです。
女の子が生まれれば、また別にその子の身代わりとして厄払いをする新たな雛人形を飾ってひな祭りをすることになります。
一方で、代々受け継いでいくことにロマンを感じる方もいらっしゃると思います。
また、女の子同志の姉妹の場合は、雛人形はワンセットだけという家庭も少なくないハズです。
ご家庭におけるポリシーがブレなければ、どちらでも構わないのではないでしょうか。
まとめ
アナタが成長するまで、ずっとアナタを守ってくれた雛人形。
どのように処分するにせよ、その前に雛人形を箱から出して「今までワタシを守ってくれてありがとう!」と感謝の気持ちを伝えてあげてください。
きっとお内裏様とお雛様も笑顔でアナタに「サヨナラ」を言ってくれますよ。
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