サービスエリアとパーキングエリアの違いって何?お答えします
2016/07/17
家族でドライブ、しかも高速道路で遠出となるとドライバーであるお父さんの負担も決して小さくありません。
家族の命を守るのですから、大変です。
でも、そんな張りつめた心と体にホッと一息、ついてあげたくなります。
そんな役割が、サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)ではないでしょうか?
単なるトイレ休憩だけでなく、最近はご当地グルメなど、その充実ぶりには目を見張るものがあります。
でも、そもそもSAとPAって何が違うの?
そんな疑問にお答えします!
サービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)の役割とは?
長時間、車を高速で運転していると、ドライバーにも車にも、そして同乗者にも疲れがたまってきます。
そのため、高速道路には、ドライバーの疲れや緊張をとったり、トイレ休憩をしたり、車の給油などを行うための施設が必要になります。
その役割を果たしているのが、サービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)です。
サービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)の設備の違いは?
サービスエリア(SA)は人と車に対してフルサービスを提供することを目的としていて、、パーキングエリア(PA)は人に対して最低限の生理現象や休憩を提供することを目的としているといえます。
具体的に言うと次のとおりです。
サービスエリア(SA)は、食堂、売店、ガソリンスタンドがあるのが標準的で、パーキングエリア(PA)の売店やガソリンスタンドは必要に応じて設けています。
しかし、一部のサービスエリア(SA)では、採算面を考慮して用地だけを確保し、トイレのみを設置して、あとの設備の設置は先送りしています。
一方で、PAといいながらもSAと間違うほど施設が充実している箇所もあります。
実際には、設備や提供しているサービスの内容で、SAとPAを区別することは難しいと言えます。
サービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)の設置間隔の違いは?
それぞれ、高速道路会社の設計要領に基づき設置されていてサービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)のすべてを含めた標準的設置間隔は15km、サービスエリア(SA)間の標準的設置間隔は50kmとされています。
ただし、これはあくまでも目安で、現実的には路線の特徴などを総合的に勘案して設置する場所を決めるので、必ずしもこの距離ごとにあるわけではありません。
まとめ
高速道路を建設する際は、これらの基準や目安にもとづいて、前後のSAやPAの立地状況を見ながら、新しく作る休憩施設がSAなのか、PAなのかを計画していきます。
開通後にSAやPAの施設や提供するサービスの内容が変わったからと言って、呼び方をSAからPAに変えたり、PAからSAに変えたりはしないのです。
例えば、関越自動車道の三芳PA(上り線)は、当初「PA」として設置されましたが、利用者の増加に伴い徐々に施設や提供するサービスが充実し、実質的には「三芳SA」となっています。
SAとPAを上手に利用することで、ヒトもクルマもリフレッシュして、安心・安全なドライブが楽しめることを願っています。
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