紫外線対策はいつからいつまで?どうしたらいい?お伝えします
2017/02/12
紫外線というと夏のイメージですよね。
でも、実は紫外線は1年中降り注いでいて、特に春の紫外線はとても影響力が強いのです!
あとから後悔しないように、充分にケアしましょう。
紫外線による肌への影響は?
まず、紫外線による影響を見て行きましょう。
紫外線には、UVA、UVB、UVCという3種類があり、このうち地上に届く紫外線は、UVAとUVBの2種類になります。
UVA(紫外線A波)
UVAには次のような特徴があります。
- 地表へ届く紫外線の約95%を占める
- 波長が長く、浸透力があり、肌の表面だけでなく奥の真皮まで届く
- UVBよりエネルギーが弱いが、肌のハリや弾力を失わせ、シワやたるみの原因になる
- 肌の奥にあるコラーゲンやヒアルロン酸などをつくる細胞に影響を与える
UVAは1年中降り注いていますが、4月~8月が多くなる時期で、5月がピークと言われています。
UVB(紫外線B波)
UVB には次のような特徴があります。
- 地表へ届く紫外線の約5%を占める
- 波長が短く、肌の表面までしか届かない
- UVAよりエネルギーが強く、場合によっては火傷のような影響を与える
- 日焼けや炎症、しみ・そばかすの原因になる
肌が赤くなったり、日焼けしたりするのは、この UVB の影響によるものです。
UVBは5月からだんだんと強くなり、6月~8月がピークになる、いわば夏の紫外線です。
UVAとUVBの量の違い
UVAとUVBがワタシたちの肌に与える影響はそれぞれ異なるのと同様、年間の量の動きも異なります。
UVBは年間の量の変動が大きく、UVAは変動が少ないのです。
UVBは、冬はピーク時の1/5程度ですが、UVAは冬でもピーク時の半分以上あります。
そのため、UVBはレジャー紫外線、UVAは生活紫外線などとも言われることがあります。
紫外線対策はいつからいつまで?
先ほどお話ししたように、
- UVA … 4月~8月が多い時期で、5月がピーク
- UVB … 5月から強くなり、6月~8月がピーク
となりますので、このことから考えると、「5月前から始めて9月頃まで」となります。
紫外線の強さだけ見ると、太陽の高度が関係するので、太陽の高度が最も高くなる夏至(6月後半)が紫外線が最も強力になります。
ただ、先にご説明したように、真皮にまで届き細胞を傷つける UVAは一年中降り注いでおり、ピークは4月~8月になります。
紫外線の95%を占めるUVAのピークが5月で、梅雨(夏至)をはさんで夏までが紫外線が最も強い期間です。
結果としては、
UVB対策は4月~9月くらいを目安に、UVA対策はその前後の3月や10月も忘れずに、1年を通して気をつけましょう。
その他、天候では、薄曇りでも晴れの日の7割程度、雨でも3割程度は紫外線が届いていると言われています。
気をつけましょうね。
紫外線対策はどうしたらいい?
UVA対策はどうしたらいい?
真夏のUVB対策は、みなさん各自でやられていると思います。
やはり、「ついウッカリ」というのがUVA対策ですよね。
家の中にいても窓からの紫外線を意識してみてください。
UVAは窓ガラスも通り抜けてしまうのです。
冬場の日差しが顔にあたってキモチイイ…というのはキケンですよ!
外出時は帽子を被るとか、日陰を歩くとかそれだけでも違います。
UVB対策としての日焼け止めならSPFは低くて構いません。
肌にも優しいSPF30くらいまでのものを選びましょう。
SPFについては、
「日焼け止めの「SPF」って?敏感肌への影響や正しい使い方について」
もご覧くださいね。
日焼け止めはどこまで塗ればいい?
「顔」に塗るのを忘れる方はいないと思いますが、意外に忘れがちなのが、デコルテや足首、足の甲などです。
暑い時期は特にデコルテが大きく開いた服を着たり、足の甲部分の空きが大きい靴を履くことが多くなりますので、塗り忘れるとしっかり赤くなります。
他にも忘れがちな首の後ろもしっかり塗りましょうね。
飲む日焼け止めってどう?
忙しい朝など、日焼け止めを塗るだけでも、本当に面倒くさく感じてしまいますよね。
そんな忙しい女子に、今、注目されているのが「飲む日焼け止め」です。
飲み日焼け止めは様々な種類のものが販売されていて、そのほとんどは海外製なのですが、「noUV(ノーブ)」というサプリメントは、日本製で安心できます。
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主成分はシダ植物で、これは昔からアトピー性皮膚炎や白斑の方の治療に使われているものなので、安全性には問題ありません。
その他ビタミンC・E・Dなどの栄養素を含み、皮膚科学会でも認められています。
個人差はあると思いますが、試してみる価値はありますよ。
まとめ
紫外線対策は日々のこまめなケアが大切になってきます。
でも、毎日、日焼け止めを塗って出かけるのはほんとうに大変です。
しかも、3月から10月までとなるとなおさらですよね。
その日の状況に応じて日傘や帽子だけで済ませたり、時には「飲む日焼け止め」などもあわせて使って、上手にさぼりながら紫外線対策を行いましょう。
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