浴室の換気扇タイマーが故障した!修理代は?自分で簡単に交換できます
浴室って湿気が多いので、マメな喚起が必要ですよね。
窓を明けるのが一番いいのですが、いつも窓を全開にするワケにもいきません。
そんなわけで、浴室にある換気扇にはたいていタイマー式のスイッチがついていますが、使用頻度が高いので逆に壊れることも多いのです。
もし壊れたら、自分で交換してみましょう!
浴室の換気扇タイマーが故障した!
何の自慢にもなりませんが、我が家は築後10年以上が経過しています。
新築当時の浴室の換気扇タイマーはゼンマイ式で、ダイヤルを回すと「ジーッ」と音を立てながら、時間が来たら止まるというモノでした。
ツマミそのものはプラスチックでできていて、ほぼ毎日このツマミを回すので、徐々に摩耗してきていたのでしょう、ついにはツマミが空回りするようになってしまいました。
その結果、換気扇が動かなくなったり、場合によっては動きっぱなしになってしまうようになりました。
こういう場合は、交換するしかなさそうです。
修理代はいくらぐらいするの?
で、近くのホームセンターに修理について聞いてみると、次のような答えが返ってきました。
「まあ、実際に見てみないとハッキリとはお答えできませんが、
だいたい工賃が5,000円から10,000円くらい、
部品代はおそらく5,000円くらいでしょうか、それに出張費が5,000円くらいかかりますね。
今から一週間くらい先のお日にちで、ご都合の良い日をおっしゃっていただけますか。
後ほど、修理の者から連絡させます。」
ホームセンターですので、直営の修理はあり得ないでしょうから、取引先の修理業者に依頼するのだと思います。
この金額の中にホームセンターの仲介料等が含まれているのかどうかわかりませんが、20,000円程度は覚悟しておいた方が良さそうです。
えっ、ちょっと待ってください!換気扇のスイッチ交換で20,000円ですか!?
自分で簡単に交換できます!
ホームセンターの返答にちょっと戸惑ってしまったワタシ。
「ありがとうございます。検討してまた連絡します…。」
と言葉少なに電話を切りました。
20,000円って?しかも一週間以上先ですって?
このときすでに「絶対に自分で交換してみせる!」と心に決めていました(笑)
とりあえず、検索してみると、我が家で使用していた浴室換気扇タイマースイッチ(パナソニック「WN5291K」)はすでに生産が終了していました。
あきらめず、再度「換気扇 タイマー」とググってみると、同じパナソニックから、換気扇のタイマースイッチが、摩耗しやすいプラスチック製のゼンマイ式ダイヤルから、電子式のレバータイプに改良されて販売されていました。
で、我が家に当てはまりそうな交換用スイッチは、「WN5293」と「WN5294」があり、どちらも3,000円弱で購入できそうです。
WN5293
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WN5294
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WN5293 と WN5294 は何が違うの?
この「WN5293」と「WN5294」は見た目もそっくりで、悩んでしまいます。
この2機種の違いは何かというと、動作時間設定の間隔です。
- WN5293 … 「15分」「30分」「90分」の作動時間の設定ができます
- WN5294 … 「2H」「4H」「連続」の作動時間の設定ができます
両方とも換気扇が回っている最中でも「入/切」スイッチを押せば、普通のスイッチと同じようにすぐに切れます。
アナタのご自宅の使い勝手に応じて選べばよいでしょう。
ちなみに我が家では「連続」を使用することが多いので、「WN5294」をチョイスしました。
交換はどうやるの?
途中で分からなくなって、あとから電気屋さんを呼ぶはめになり、かえって高くつくことになっては身も蓋もありません。
ここは、はやる心をグッと抑えて取付け方法をじっくり確認します。
では作業を始めますが、その前に該当箇所のブレーカーを必ずオフにしておいてください。
なお、以下の交換作業は電線に触れたり加工したりするので、電気工事士の資格が必要になります。
くれぐれも自己責任でお願いします!
1.スイッチの外カバー(大)をハズす
外カバーの隙間にマイナスドライバーを優しく差し込んで少しづつ場所をずらしてはがすようにとっていきます。
2.スイッチのカバー(小)をハズす
スイッチが直接はまるカバーを、同じように隙間にマイナスドライバーを差し込んで優しくハズします。
3.照明用スイッチ(外側)をハズす
照明用スイッチと上下2連になっている場合は、こちらも隙間にマイナスドライバーを差し込んで、テコのようにしてハズシします。
4.スイッチプレート(外側)のネジ(小)をハズす
上下にある小さなネジをハズします。
小さいので失くさないように注意しましょう。
※ 写真では見やすくするため、故障したスイッチがハズされていますが、実際にはこの時点では故障したスイッチが残っています。
5.ベースプレート(グレー)のネジ(大)をハズす
ベースプレートの上下にある大きなネジをハズします。
6.ベースプレートごと壁からハズし、コードを抜き、スイッチをハズす
「ハズす」というよりも、「引っ張り出す」という感覚で、プレートごと壁から抜きとります。
緑色のスイッチボックスが見えたら、左右にある縦長の穴にマイナスドライバーを深く差し込むと、スイッチの裏に指し込まれているコードが軽く抜けます。
このとき、コードが色別になっているので、何色がどこの穴に刺さっているのか記憶しておいてください。
心配な時は、イラストにしたり、写真をとっておきましょう。
箱の裏にも配線図が書いてありますので一読しておいてください。
スイッチをハズすときは、スイッチの左右に2つずつ金属製のツメがあり、それがプレートの小さな溝にはまって固定されているので、プレートを多少外側にしならせながら広げてハズします。
このとき、プレートを割らないように注意してくださいね。
7.新しいスイッチをベースプレートにはめる
※ クリックすると大きくなります
新しいスイッチの左右の2つの金属製のツメを、左右順番にベースプレートの小さなミゾに合わせてはめ込むようにして、「カチッ」というまで押し込みます。
スイッチをベースプレートにはめたら、新しいスイッチに、コードの色に気を付けて前のスイッチと同じ場所に深く押し込みます。
コードは、先端だけでなく、かなり奥まで差し込んでください。
8.徐々にはめていく
配線が終わったら、あとは単純にもとに戻す作業になります。
我が家の施工のように、かなり小さいネジが使われていることもあります。
あせらずじっくりやっていきましょう。
まとめ
ちょっと恐る恐るではありましたが、無事終了しました。
長く感じたものの、所要時間は約30分程度。
できばえも我ながら悪くないと思っています(笑)
単純計算で、20,000円(修理代)― 3,000円(部品代)= 17,000円 が節約できたことになります。
さあ、家族でしゃぶしゃぶでも食べに行こうっと!
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