親知らず 抜歯した方がいい?しない方がいい?時期や手術時間について
アナタは「親知らず」がありますか?
ワタシ、自慢じゃないですけど、上下4本生えてます…。
一番奥にあるので虫歯になりやすいと言われていますよね。
ワタシの知人も先日虫歯になって抜歯して、数日間「イタイ、イタイ」と子どものように唱えていました。
あ~っ、ヤダヤダ。
でも、一応調べとこっと。
親知らず(親不知・おやしらず)とは?
「親知らず」(親不知・おやしらず)とは、前から数えて8番目の歯です。
(第三大臼歯、知歯とも言います)
親知らずは20歳前後で生えてくる歯のため、平均寿命が40歳前後だった昔の人たちは、自分の子供のこの歯が生えてくる前に亡くなってしまってこの歯を見ることが出来ない、というのが親知らずの名前の由来だと言われています。
親知らずは生えてくる場合と生えてこない場合(又は最初から無い場合)があるのですが、この歯は場合によっては抜歯してしまった方が良いことがあります。
親知らずを抜歯した方がいい?しない方がいい?
まず、親知らずを抜歯する理由ですが、親知らずは生え方によっては歯磨きをきちんとすることがむずかしい場合があります。
そのような場合には将来的に虫歯や歯周病になってしまう可能性が非常に高く、最悪の場合は手前の健康な歯(7番)を巻き添えにしてしまうため、早めに抜歯しておくことが推奨されているのです。
また、親知らずが虫歯になってしまった場合、一番奥の歯なので治療器具が届きにくく、その後のメンテナンスも難しいので、治療をしたとしても高い確率でまた、虫歯になってしまいます。
そのため、親知らずが虫歯になったら治療をせずに抜歯をするという事例が多くあるのです。
親知らずを抜歯したほうが良い場合
- 横向きに生えてきているなど、歯磨きが上手にできない
- 中途半端に生えていて、歯の一部だけが見えている
- 歯並びを悪くする恐れがある
親知らずを抜歯しなくても良い場合
- 歯磨きも特に問題なくできる
- 骨の中に完全に埋まっていて、レントゲン写真上でも問題がない
- その他、特に悪影響を及ぼすことがないと判断された
親知らずを抜歯する時期や手術時間は?
親知らずを抜歯する時期
親知らずを抜く場合には、生えてから出来るだけ早い時期が良いようです。
その理由は、次のとおりです。
- 虫歯や歯周病になってからだと、麻酔が効きにくくなる場合がある
- 若い時の方が、親知らずを抜いた後の骨の回復が良い
- 抜く時期が遅いと、親知らずが骨と引っ付いてしまって抜くのが大変になることがある
親知らずを抜歯するときの手術時間
通常は数十分程度といわれています。
ただし、歯科医師のテクニックにより大きく異なります
簡単な場合には普通の歯を抜くのと同様にすぐ抜けますが、歯の大部分が骨の中に埋まっていたり、歯と骨が引っ付いていたり、歯の根っこの形が複雑だったりすると抜くのにもかなりの時間を要します。
まとめ
いずれにせよ、親知らずが生えてきた方、もうすでにある方は、一度歯科医に相談してください。
「歯が丈夫な人ほど長生きし、歯が抜け落ちる人ほど寿命も短くなる」というデータもあります。
歯は最初の消化器官であるともいえます。
歯を大切に。
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