イチゴは果物?それとも野菜?スイカやメロンについてもお伝えします
2017/03/02
「ダメじゃない、そんなにイチゴばかり食べちゃ!」
「イチゴは野菜なんだからカラダにいいんだよ。ママ、そんなことも知らないの?」
(ううっ、何にも知らないクセに…。)
こんな光景に思い当たるフシがあるアナタ。
さあ、一緒に見ていきましょう!
果実と野菜のちがいはどこにある?
実は、野菜と果物の分け方に統一した基準はないようです。
ん?そうなんですね。
農林水産省では「野菜」は一年生作物などの草本類、「果実」は永年生作物などの木本類をいい、このいずれに属するかで区分しています。
また、農林水産省ではワタシたち一般人に使用されている「果物」とほぼ同じ意味で「果実」という用語を用いていますが、この中には栗やナッツ類も含まれています。
ちなみに、「weblio辞書」によると、
「草本類(そうほんるい)」とは、木部があまり発達しないで、地上部が一年で枯れる植物の総称をいい、「一年生作物(いちねんせいさくもつ)」とは、種子から発芽して一年以内に生長して開花・結実して、種子を残して枯死する作物をいい、
「木本類(もくほんるい)」とは木部が発達した多年生の地上茎をもつ植物のことをいい、「永年性作物(えいねんせいさくもつ)」とは、何年間にもわたって植換えの必要がない農作物のことをいいます。
イチゴは果物?それとも野菜?
農林水産省の区分では、イチゴを野菜として扱っています。
イチゴはバラ科の多年生草本ですが、実際は一年生作物と同様に栽培されています。
また、イチゴは野菜として生産され、果物として消費されているという実態があります。
農林水産省は、農産物の生産に関することを所管しているので、イチゴを野菜として区分していますが、イチゴを生産者ではなく消費者側の視点でとらえている農林水産省以外の統計では、野菜ではなく果物に区分されています。
じゃあ、スイカやメロンはどうなの?
同じように、農林水産省の区分でみると、スイカとメロンはウリ科の一年生作物になります。
つまり、スイカやメロンは「野菜」ということになります。
意外ですよね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
要は、生産者目線なのか消費者目線なのかということなのでしょうね。
でも、子どもたちからは、イチゴだけでなく、さらにスイカやメロンも「野菜」だと言われて、どんどん食べられてしまいそうですね(笑)
■ おすすめトピック ■