洗面台のシャワーホースが水漏れする!自分で交換すれば部品代だけ!
2018/01/30
ふと気づくと、洗面台の下の収納スペースが水浸しに…。
よく見ると、今までほとんど水など溜まっていなかったシャワーホースの水受けが一杯になり、あふれ出ていました。
これって一体何の異常なのかしら…。
シャワーホースを交換したら直りましたよ!
洗面台のシャワーホースが水漏れする!
シャワーホースの水受けが一杯に
シャワーホースの水受けって何のこと?と思う方もいらっしゃると思います。
洗面台の下の収納スペースにある、縦長のプラスチックのバケツのようなものです。
普段は、ホースとホースが通る管の間に入ってしまった水道水を受けるもので、水抜き用の細いゴムホースもあらかじめついています。
でも、1年を通してもほとんど溜まることはありません。
ところが、急にココに水が溜まるようになり、捨てても捨てても溜まっていくようになりました。
原因はシャワーホースの亀裂
本来、シャワーホースとホースが通る管の間に入ってしまった水道水だけでは、捨てなければならないほど水が溜まることはないのです。
我が家は築15年ほど経ちますが、今までココに、捨てなければならないほど水溜まったことは一度もありませんでした。
原因は他のところにあるハズ、と水受けをハズしていろいろ探してみると、シャワーホースから水がポタポタ…。
見た目には分かりませんが、おそらくシャワーホースのどこかに亀裂ができて、そこから水が漏っているのだと思いました。
念のため、部品元のパナソニック電工(旧松下電工)に電話で確認すると、
(ううっ、ヤッパリ…)
「お客様は何年くらい弊社の製品をお使いいただいておりますでしょうか。弊社では、シャワーホースはおおよそ7年程度で交換していただくようにお願いしております。」
(15年使ってるなんて言えない…)
とのこと。
どうやら原因はシャワーホースで間違いなさそうです。
洗面台のシャワーホースは自分で交換できるの?
原因が分かれば、もうあとは行動しかありません。
ネットなどでもいろいろ調べてみましたが、業者に交換を頼むと、
- 出張代 15,000円~
- 部品代 10,000円前後
- 工 賃 10,000円~
なんとコミコミで、35,000円以上のところがほとんどでした。
今まで、
「浴室の換気扇タイマーが故障した!修理代は?自分で簡単に交換できます」
「トイレの手洗いカランから水が出ない?ダイヤフラムを交換します!」
で、何とか自力での交換を成し遂げているワタシ。
自分を信じて(笑)、今回も自力交換を試みました。
調べてみると、パナソニック電工は、自社の交換パーツを案内する専門サイトもあり、また、古い製品でも必ずと言っていいほど交換パーツが販売されています。
【参考】ハイ・パーツショップ(パナソニック エコソリューションズ テクノサービス株式会社)
【URL】https://sumai.panasonic.jp/parts/
また、取り外しや取り付けが素人でも簡単にできるように設計されていて、ヤル気にさせます!
TOTO や INAX も同じようなサイトがあり、交換パーツも販売されています。
TOTO
- アフターサポート http://www.toto.co.jp/aftersupport/
- Webショップ http://www.toto.jp/ec/html/index.htm
INAX
- LIXIL(INAX)水栓トラブル診断 https://ssl.inax.lixil.co.jp/maintenance/repair/faucets/
- LIXIL PARTS SHOP(INAX) http://parts-shop.lixil.co.jp/inax/
交換・取り付け方法は?
我が家の洗面台はパナソニック電工ですので、それをベースにお伝えします。
TOTO や INAX も同じような手順で取り付けが可能だと思いますので、上にお示ししたHPなども参考にしてくださいね。
1.元栓を閉める
お湯用と冷水用の2つがあると思いますので、両方とも固く閉めます。
これを最初にやっておかないと後々の作業の途中で水浸しになりますので忘れずに。
2.水受けをハズする
水受けの奥の一番上にネジが2カ所ありますので、ネジをはずして水受けを取り外します。
3.新しいシャワーホースを準備する
購入した新しいシャワーホース(メタルホース)を袋から取り出し、準備します。
4.赤色のプラスチックのリングを探す
今ついているシャワーホースを手繰って、赤色のプラスチックのリングを探します。
これがシャワーホース(メタルホース)の取り付け口になります。
ここから先を交換することになります。
5.赤色のプラスチックのリングを下げてホースをハズす
赤いリングに「ホースを外す時下げる」と書いてあります。
そのとおりにすると簡単にハズれます。
モノによってはちょっと固い場合もあるかも知れませんが力を入れて赤色のリングだけ押し下げるとハズれますよ。
6.プラスチックのリングをホースからハズす
赤色のプラスチックのリングをグレーのパーツごとひねって、ホースからハズします。
これをハズさないと、引っかかって上から抜けなくなってしまいます。
7.ストッパーをハズす
食パンの袋をとめておくようなプラスチックのストッパーがホースの蛇腹にはまっていますので、これをハズシます。
購入した新しいホースにもこのパーツが添付されていますので、新しいホースを取り付けてから、同じ場所にこのストッパーを取り付けます。
ですので、外す前に、端から何センチのところにストッパーがついていたか測っておくと良いでしょう。
ちなみに、このストッパーは水受けにホースが落ち過ぎないようにするためのもののようです。
8.シャワーのカランをハズす
シャワーヘッドを、普段の位置のまま、ネジをハズすときと同じ方向に強くひねってハズシます。
ハズすとこんな感じになります。
9.そのままホースを引き抜く
そのままスーッと引っ張って、古いホースをすべて引き抜いてハズします。
10.新しいホースを指し込む
今度は逆の要領で、金色のねじ山がある方を先にして、中に最後まで押し込んでいきます。
胃カメラって、きっとこういう風に押し込んで行くのだと思います…。
11.新しいホースに新しいストッパーを取り付ける
あらかじめ測っておいた長さの位置に新しいストッパーを取り付けます。
12.新しいホースに新しい赤色のリングを取り付ける
水が通るパーツですので、先に念のためシール材(シリコーン材)を塗っておきましょう。
チューブでセメダインのように塗り付けるだけです。
バスボンドQがおすすめです。
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シール材を塗り終わったら、新しいホースに添付されている赤色とグレーのプラスチックパーツをネジのように回して、新しいホースに取り付けます。
13.赤色のリングを軽く押し下げながら新しいホースを取り付ける
5.で外した場所に、外した時と同じように、赤色のリングを軽く押し下げながら新しいホースを取り付けます。
今度は、外した時ほど力はいらないハズです。
写真は見やすくするために片手だけで押さえていますが、実際には両側から右手と左手でそれぞれ押さえながらやった方が簡単です。
最後まで押し込むと「カチッ」と音がします。
14.水受けを取り付ける
最後に、水受けを、はじめに取り付けてあった場所にネジで止めます。
15.元栓を開ける
最初に閉めた2か所の元栓を開けます。
これを忘れると、水が出なくて焦ります(笑)
取り付け後の感想
どうですか。
以外と簡単だと思いませんか。
ちなみに、写真に写っている手(指)は、ワタシではなく、ウチの子どものものです。
男の子だと、こういう作業を少しずつ親に変わってやってくれるようになります。
だんだん頼もしくなってきました!
で、あまりに上手くいったので、ちょっと調子に乗って、古くなったシャワーヘッド、レバーハンドルとハンドルキャップ、それにヘアキャッチャーも交換しちゃいました。
これだけ交換すると見違えるようになります。
交換後は、朝の洗顔がキモチイイですよ!
交換用の部品代はいくらなの?
自分の家に合うパーツは?
自分の家に合うパーツは、パナソニック電工のパーツ専門サイト、「ハイ・パーツショップ」で確認します。
洗面台の型番から、取り付けられるパーツが決まってきます。
洗面台の型番は、収納スペースの扉の裏などに貼ってあるステッカーで確認します。
購入はどのショップがいい?
カタチが他に似ているのモノがなければ「ハイ・パーツショップ」で型番を確認し、別途通販サイトで購入した方が安く手に入れられます。
ワタシはちょっと不安だったので、一応自分なりに目星をつけた上で、楽天市場で一番品揃えが良かった「快適水空館」さんに、
「洗面台の型番は〇〇ですけど、シャワーホースは〇〇で良いでしょうか?」
とメールを送りました。
するとすぐに返信があり、的確なご指南をいただきました。
特に、この際だから、と一緒に交換しようと思って調べたシャワーヘッドはカタチがそっくりなモノがもうひとつあり、悩んでしまったのです。
このシャワーヘッドについてもメールで問い合わせたところ、同じように速やかにご指南いただきました。
最安ショップではなかったかも知れませんが、購入前のメールでの相談がとても迅速で丁寧でしたので、ワタシは、この「快適水空館」さんですべて購入しました。
ちなみに今回「快適水空館」さんでお世話になったパーツと価格は次のとおりです。
参考にしてください。
シャワーホース
パナソニック シャワーホース CQ853B03KZZ
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シャワーヘッド
パナソニック シャワーヘッド CQ683B05Z
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レバーハンドル
パナソニック レバーハンドルセット CQ813B01
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パナソニック ハンドルキャップ CQ813B02
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レバーハンドルセットにはキャップが付属していないので、必要な場合はキャップも購入します。
ヘア―キャッチャー
ヘアーキャッチャー CQ9LS1K01
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「ヘアーキャッチャー」とは、洗面台の水栓溝のフタ(キャップ)と一体になっている、ボタンで上げ下げして洗面台に水を貯めたり流したりするモノです。
ココは想像以上に汚れていて、洗っても汚れがとれなくなったら交換です。
まとめ
シャワーホースの販売価格はおよそ7,000円。
業者に頼むと、この部品代だけで約10,000円に跳ね上がり、出張代と工賃を加えたトータルは、35,000円以上になります。
一方、自分でパーツを通販で購入して取り付ければ、差し引き28,000円以上が浮くことに…。
浮いたお金でまた旅行に行こうかな(笑)
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