徒然なるママの365日

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夜尿症とは?その原因や治療について

   

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ウチの子、けさ、また出ちゃいました…。

何って、アレですよ、アレ。おねしょ。

小学校に上がるまでは仕方ないと思っていましたが、今やもう小学校中学年…。

そろそろ何とかしないと。

本人も気にしているようですし、寝る前にちゃんとトイレに行ったりしていれば、しかることはできないし…。

ワタシと同じ悩みを持つアナタ、一緒に見ていきましょう!

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夜尿症とは?

「夜尿症」と「おねしょ」は、夜寝ている間に無意識に排尿してしまうということでは同じですが、そのちがいは年齢です。

つまり、幼児期の夜尿を「おねしょ」といい、5~6歳(小学校入学前後)以後の夜尿を「夜尿症」というのが一般的です。

5~6歳になっても夜尿がつづく場合は、積極的な生活指導や、お薬による治療など、適切な対策をとったほうがよい場合もあります。

そういったケースを踏まえ、5~6歳になっても夜尿がつづく場合は、病気を意味する「症」という言葉をつけて「夜尿症」といっているようです。

夜尿症の原因は?

夜尿の原因は、一般的に「子どもの性格の問題」と「保護者の育て方の問題」といわれていますが、どうやらこれは誤った考え方なようです(良かった…)。

夜尿症の多くは、次の原因が複合的にみられることが一般的です。

夜間の尿量が多い

夜間の尿量をコントロールする抗利尿ホルモンは、夜になると多く脳から分泌されます。
そのため、夜につくられる尿量は昼間につくられる尿量よりも少なくなるのです。
夜尿症の子どもの中には、夜間の抗利尿ホルモンの出方が悪く、夜間の尿量が多くなってしまう子どもがいます。

夜間の膀胱容量が未熟

夜間の膀胱機能は子どもの成長とともに発達していき、4~5歳になると夜間トイレに一度も行かなくてもよい程度の量のおしっこを溜められるようになります。
夜尿症の子どもの中には、膀胱の機能が未発達で、おしっこを溜められる量が少ない子どもがいます。

睡眠の影響

尿意を感じると、夜間に目覚めてトイレで排尿する子どもがいますが、目覚めない子どももいます。
子どもが尿意を感じて覚醒できないのは子どもの睡眠が深いためで、異常ではありません。

心理的ストレス

6ヶ月以上おさまっていた夜尿が突然始まったという場合は、ストレスが原因となっていることがあります。
下垂体のすぐ上にある視床下部は、情緒や感情をコントロールしているところですが、自律神経と深くかかわっているため、強いストレスがかかると、自律神経の働きが不調となり、これが夜尿の原因につながることがあります。

膀胱や腎臓の器質的な異常など

夜尿症の中には、膀胱や腎臓に器質的な異常が原因であることがまれにあります。
昼間もパンツが濡れることがある場合は、夜尿だけの子どもに比べて、器質的異常が多いことが知られています。

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夜尿症の治療は必要なの?

おねしょはそのうち治る、とよく言われます。

確かに多くの場合、第二次性徴を迎える12歳を過ぎるころには、夜尿症の多くは見られなくなります。

一方で、ある統計によると、病院へ治療に来る年齢は、10歳が一番多いそうです。

この時期に治療を開始しようと思うのには、おそらく、以下の2つの理由からではないでしょうか。

  • 年齢的に2ケタになったという、ひとつの区切りであること
  • 林間学校など、小学校高学年あたりから始まる小学校の宿泊行事が迫ってきたということ

大きな理由は後者でしょう。

お泊りで「おねしょはできない」と、焦って病院へ治療の相談に行くのだと思います。

いじめの原因になったりして、本人が一番イヤですものね。

病院での治療は、生活指導となると1年以上かかることも考えられるので、ワタシは、子どもと話し合って、
「9歳の誕生日を過ぎてからおねしょをしたら、一度お医者さんに相談に行こうね。」
と約束しています。

受診は、夜尿症の専門医がいる病院へ行くのが一番いいと思います。

ワタシは埼玉県在住ですので、有名な

のどちらかへおじゃましようと思っています。

都内だと「世田谷子どもクリニック」の帆足英一先生が有名です。

子どもは、病院に行くことを嫌がるかもしれませんが、宿泊行事が近くなると必ず焦りだします。

そのことを子どもに説明すれば、小学校中学年以上なら必ずわかります。

本人が納得したうえで、たとえば我が家だったら「9歳の誕生日を過ぎておねしょをしたら」など、わかりやすい基準をつくってどういうタイミングで医者へ行くのか、あらかじめ決めておくと子どもも納得しやすいのです。

子ども自身も、宿泊行事の前におねしょを卒業できたなら、宿泊行事を心から楽しみにすることができるハズです。

まとめ

夜尿は、子どもが寝ている間に、自分の意思とは無関係に起こります。

ですので、夜尿をした子どもを叱っても治癒しません。

また、夜尿が治る時期は、夜尿のタイプによって影響を受けるので、子どもによって大きく異なります。

他の子どもたちと比較するなどしてプレッシャーをかけるよりは、子ども観察しながら、その成長を見守ることが重要です。
(これ、自分に言っています。)

小学生まで夜尿が続いたとしても、多くの子は中学生になる前に夜尿症が治っています。

夜尿症の子どもには、「夜尿症は必ず治る」ということを話して安心させて、しなかった日が続いたら褒めてあげるなど、家族のみんながサポートしてくれている、と子どもが感じることが大切です。

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