徒然なるママの365日

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SIMフリーのモバイルPCが欲しい!レッツノートRZ6とバイオS11を徹底比較

      2018/01/18


モバイルPCを持ち歩いている方って結構多いですよね。

ワタシも仕事やブログ作成のため、常にモバイルPCを持ち歩いています。

毎日持ち歩くなら、ちょっとでも軽くて小さい方がいいけど、性能は犠牲にできない…。

ワタシ的観点で考察します。

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SIMフリーのモバイルPCって?

ひっきりなしに送信されるメールや、お客様への説明など、必要に迫られてモバイルPCを持ち歩いている方は多いと思います。

そして、ネットへは、WiFiかスマホのテザリングで接続されているのではないでしょうか。

ワタシもそのひとりでした。

でも、WiFiが繋がる場所は限定されますし、かといって、スマホでのテザリング接続時の速度の遅さには少々ウンザリしていました。

そんなとき、いくつかのサイトで「SIMフリーのモバイルPCは速い」という記事を読みました。

確かに接続時のロスが少ないはずですし、これは試してみる価値はあるかも…と思いました。

ちょうどそのとき使用中のNECのモバイルPCが3年目に入り、少々ヘタってきていたので、思い切ってSIMフリーのLTE搭載モデルに買い替えてみることにしたのです。

レッツノートRZ6とバイオS11に絞る!

買い替えに当たっての条件は?

ワタシの買い替えに当たっての条件は次のとおりです。

1.ディスプレイは12インチ以下

13インチのNECのモバイルPCは、本体は薄くても大きさ的にバッグに入らないときがありました。
海外出張や旅行の多いワタシにとっては、どんなバッグにもしのばせられるかどうかは大きなポイントです。

2.バッテリー交換は自分で交換できるもの

モバイルPCのバッテリーは、頻繁に使用する方は1年ちょっとしか持ちません。
バッテリー交換費用も購入コストとしてあらかじめ考える必要があります。
自分で交換できれば、日数も技術料もかかりませんし、ダメなら交換費用が安いものが理想です。

3.バッテリーの持ちが良いもの

バッテリーの持ちが悪いとストレスが溜まります。
NECのモバイルPCはちょっと短かったです。
かといって毎日ACアダプターを持ち歩くのもちょっと…。

4.日本メーカーの製品で、できれば日本製であること

ワタシは以前某海外メーカーのPCで、購入後3か月以内にマザーボードを2回交換したことがあります。
単にハズレを引いただけで、仕方ない部分もあるとは思いますが、サポートが悪すぎです!
また、近年、経営的に苦しい日本メーカーを、同じ日本人として応援したいという気持ちもあります。

絞ったモデルはどれなの?

で、これらの条件を満たすSIMフリーモデルのLTE搭載モバイルPCとして、

  • レッツノートRZ6

【参考】パナソニック>Let's note詳細スペック>CF-RZ6BFMQR

【URL】http://askpc.panasonic.co.jp/

  • バイオS11

【参考】VAIO>製品ラインアップ>S11

【URL】https://vaio.com/products/s112/

の2つに絞られました。

特にバイオS11はモデルチェンジ直後の最新モデルだったため要注目です。


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レッツノートRZ6とバイオS11を徹底比較します!

それでは、ワタシなりの検討結果を、PC雑誌風に(笑)まとめてみたいと思います。

携帯性

RZ6のディスプレイは10.1インチと、やや小ぶりである。

S11は11.2インチなのでディスプレイは見やすいが、その分携帯性は損なわれる。

ただし、S11を見てからRZ6を見るとアイコンが明らかに小さく感じるのは仕方がないか。

新幹線や飛行機のテーブルの上など、ちょっとした場所で作業をするためのモバイルPCである。

携帯性は何よりも優先される。

  • RZ6の勝ち

重量

RZ6はの重量は、LTE搭載モデルで約780g。

圧倒的な軽さである。

一方、S11の重量は約860g。

カタログスペックの数値上はわずか80gほどだが、全体で700~800gであることを考えると、80gという数値はかなり大きい。

毎日持ち歩くとなると相当な差になるであろう。

  • RZ6の勝ち

CPU

発売年の新しいS11は第7世代のi5である。

各種のベンチマークでも、第6世代のi7を凌駕している。

一方、RZ6は同じ第7世代であるが、発熱量を抑えたモバイル用の i5-7Y54。

i5と名乗ってはいるが、いわゆるかつてのCore-m5である。

性能は第6世代のi3程度といったところか。

ただし、ワタシが現在日々使用しているモバイルPCは第4世代のi5であるものの、YouTubeの閲覧ぐらいなら特に大きな不満は感じていない。

そう考えれば、i5-7Y54 でもブログ作成程度なら充分使用に耐えられると思われる。

  • S11の勝ち

SSD

両社とも公式サイトからだとSSDが128G~1Tまで選択できる。

容量が大きいに越したことはないが、結局、価格との兼ね合いになってしまう。

クラウドなどを上手くに使うのであれば、基本的に128Gあれば不足はないと思うが、256Gあると何かと安心だ。

ここで、S11は第3世代のハイスピードSSD(PCIe)が選択できる。

当然価格差はあるが、思ったほどではなく、それ以上にスピードアップが体感できるため、おすすめである。

  • S11の勝ち

拡張性・インターフェイス等

どちらもVGAアナログ端子、USB3.0×3、HDMI端子、RJ45(LAN)端子を備えている。

S11の旧モデルはUSB3.1 TYPE-Cを備えていて将来性を感じさせるものであったが、今回のモデルチェンジで外されてしまった。

ユーザーアンケートによる使用頻度で判断されたようだが、やや残念ではある。

  • 互角

セキュリティ

モバイルPCは、どうしても盗難などのリスクを受けやすい。

Windows 10 Pro は、Homeと違い、パスワードを本体に保存しないようにできるセキュリティチップ(TPM)に対応しており、どちらも Windows 10 Pro が選べる点は安心である。

【参考】セキュリティチップ(TPM)について(NEC)

【URL】http://jpn.nec.com/products/bizpc/performance/security2.html

ただし、RZ6はセキュリティチップ(TPM)が標準搭載されているものの、S11はオプション(5,000円)となるのはやや残念である。

一方、S11は指紋認証をオプション(3,000円)で搭載することができるのはありがたい。

  • S11の優勢

ワイヤレスWAN

両社ともSIMフリー(LTE)モデルが選択でき、利用可能帯域もほぼ同じである。

唯一の違いは、RZ6には nanoSIM が、S11には microSIM が採用されており、現在の汎用性の高さではRZ6である。

ただし、基本的に差しっぱなしでの使用になり、頻繁な抜き差しは行わないと思われるため、SIMの大きさはそれほど気にならないのではないか。

メーカーは使用を認めてはいないが、アダプターを使えば支障はない。

実行速度はRZ6が 300Mbps、S11が 400Mbps と差があるものの、電波の状態などによって大きく左右される部分なので、実際にはほとんど差はないと思われる。

  • 互角

デザイン

最も好みの分かれるところではあるが、アルミ素材やUDカーボンなどを美味く使ったS11は、明らかに高級感が上だ。

ただし、RZ6の潔いほどの質実剛健なデザインの方が、特にビジネスの場においては好感が持てるという人が少なくないのもの事実である。

  • S11の優勢

メンテナンス

どちらもメイド・イン・ジャパンの国産品として、RZ6は神戸で、S11は安曇野で組立を行っている。

ただし、SSDなどの各パーツは外国産である。

RZ6は秋葉原、S11は各ソニープラザの実店舗でもメンテナンスを受け付けてくれるのでありがたい。

  • 互角

消耗品

本体の故障がないと仮定しても、バッテリーだけは1年程度での交換が必要になる。

RZ6は専用バッテリーが直販で10,000円となっているが、総合通販サイトなどでは9,000円程度で販売されている。

もちろん自分で外して交換するだけである。

一方、S11は自分で交換できないが、これはS11に限ったことではなく、他のメーカーでも、薄型モバイルPCはほとんど自分で交換できない。

つまり、サービスセンターに持ち込む(送付する)ことになるのだが、他の国産メーカーのバッテリー交換は、配送料等コミコミで24,000円~30,000円超。

メーカーからの返送時に現金をドライバーに手渡す仕組みである。

S11は、公式サイトによるとコミコミで15,000円でクレジットカード払いもできる。

期間は1週間ほどとのことだが、同じように1週間と書いてあった筆者のソニーのコンパクトデジカメ、RX100の修理は4日ほどで戻ってきた。

しかもバッテリー交換と併せて不具合も点検・修理も追加料金なしで行ってくれた。

もしS11も同様の取扱をしてくれるなら、他の国産メーカーと比較しても決して高くはない。

  • RZ6の勝ち

ディスプレイ

S11は反射防止加工がなされてはいるが、ノングレアではない。

屋外だったらどうなのかは試していないが、状況によっては、やや映り込みを感じることがある。

また、IPSではないため、角度によっては見づらくなるだろう。

RZ6はノングレア処理(出荷時にフィルム添付済)がなされており、IPS液晶のため見やすい。

ただ、画面自体がRZ6の方が1インチほど小さいため、全体的な見やすさはS11の方が上だ。

  • 互角

信頼性

メンテとややかぶるが、双方とも日本メーカーの国産品なので問題はないと思われる。

RZ6はシリーズ発売から20周年となるもので、ビジネス特化モデルとして安定したニーズと、それに応える信頼性があると言える。

一方、S11はご存じのとおりソニー本体の営業利益を悪化させた一因として、本体から切り離し、今に至っているものである。

今後の展開については不透明な部分も少なくない。

  • RZ6の勝ち

価格

基本的に以下の仕様とする。

  • Windows 10 Pro 64ビット
  • セキュリティチップ(TPM)搭載
  • SIMフリー(LTE)
  • RAM:8G以上
  • SSD:256G以上
  • Office Home and Business Premium + Office 365

この仕様だと、RZ6が約250,000円、S11は220,000円ほどになる。

ただし、この場合、S11は直販サイトからのみの購入になり、基本的に値引きは不可。

RZ6は少々高いものの、店頭や楽天などでは値引きやポイント充当が期待できる。

また、先に述べたバッテリー交換費は長く使えば使うほど差が出てくる。

  • 互角

アクセサリー

S11はソニーのアクセサリーが複数用意されており、デザインも優れているので申し分ない。

唯一のネックはその価格であろう。

一方、RZ6は、純正品はもちろん、社外品も数が少なく、あまり選ぶ余地がない。

ただし、ケースなどはiPad(10インチ)とほぼ同サイズなので、気にったものを流用して使うことは可能である。

なお、ケースは、

がおすすめである。

ちなみに、あの勝間和代氏も愛用しているようである。

【参考】レッツノートのインナーケース、完璧なのできました!! (勝間和代オフィシャルサイト)

【URL】http://www.katsumaweb.com/

  • S11の勝ち

その他

RZ6は2in1で、キーボードを裏返してタブレットとしても使えるというのが一つのウリとなっている。

顧客へのちょっとした説明等では、ないよりあった方がいい機能である。

複雑なヒンジが必要になった結果重くなるなら話は別だが、775gならあった方が良いであろう。

ただし、ないとダメというほどものではない。

  • RZ6の優勢

まとまめるとどうなの?

ちょっとPC雑誌風に気取ってみましたが(笑)、いかがでしたでしょうか。

以上の結果を表にしてみましたので参考にしてくださいね。

※ 勝ち…3点、優勢…2点、互角…1点(両者)

比較項目 RZ6 S11 備考
携帯性 3
重量 3
CPU 3 S11はCore i7-7500Uも選択可
SSD 3 S11は第3世代ハイスピードSSDが選択可
拡張性・インターフェイス等 1 1
セキュリティ 2 S11は指紋認証搭載可
ワイヤレスWAN(LTE) 1 1
デザイン 2 個人差が大きい
メンテナンス 1 1
消耗品 3 RZ6は自分でバッテリー交換可
ディスプレイ 1 1
信頼性 3
価格 1 1 どちらももう少し頑張って欲しい
アクセサリー 3 さすがはソニーといったところか
その他 2 RZ6はタッチパネル
合  計 19 18

で、結論は?

ワタシは、RZ6の2017夏モデルを、秋冬モデルが出た後に20万円弱で購入しました。

具体的なモデル名は、CF-RZ6BFMQR です。

現在のモデルは、コチラになります。

レッツノートRZ6/SSD256GB/LTE/ジェットブラックCF-RZ6WFMQP

バイオのデザインや性能も魅力的だったのですが、やはり、軽さと、ちょうど安く購入できるタイミングでしたので、RZ6に決めました。

レッツノートは定期的にモデルチェンジをしていて、今回のサイクルでは品番変更のみで、中身はまったく一緒という時期でもありました。

一方、バイオの直販サイトは次のとおりです。

【参考】ソニーストア>VAIO

【URL】http://www.sony.jp/vaio-v/

バイオは直販サイトで、メモリがプロモーション価格になったり、キャッシュバックキャンペーンを実施していたりするので、こまめにチェックすると良いでしょう。

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まとめ

タブレットとの差は?

10インチ~11インチだと、タブレットという選択肢も充分あることと思います。

ただ、タブレットですと最終的にできないことが出てきますし、やはりオフィスを使った作業だとPCに軍配が上がります。

また、テキスト入力するには、仮想キーボードではやりにくく、ブルートゥース・キーボードを持ち歩くとなると、それなりにかさばりますよね。

ちなみにiPad(Air2)の重量は440g、折り畳み式キーボードが標準的なもので約200gですので、足すと640g。

かたやRZ6の重量は775gですので、135gの差しかなくなってしまいます。

使用後の感想は?

RZ6を1か月以上使用してみての感想です。

  • SIMフリー(LTE)搭載

ネット接続については、やはりスマホのテザリングより全然速いです!

また、PCを取り出してすぐ接続できるのがこんなにも楽なのかと思いました。

外出先でもネット接続を頻繁にされる方は、SIMフリーモデルはおすすめです。

  • CPU

全体的なマシンの速さにも不満は感じていません。

むしろ、想像していたより速いという印象です。

  • ディスプレイ・キーボード

ディスプレイとキーボードは最初は小さく感じましたが、今ではほとんど違和感はなくなりましたので、慣れの問題だと思います。

タッチパネルは、ないよりはあった方が良いですね。

ワタシはマウス派なので、いつもマウスをいつも持ち歩いていますが、時々忘れてしまったり、電池切れになってしまうことがあります。

そんなときはタッチパネルが威力を発揮します。

ただし、本体そのものの厚みがあるので、タブレットの代わりとしては少々キツイです。

  • バッテリー

バッテリーの持ちは驚くぐらい良いと思います。

1日2時間程度のネット接続なら、3日に1回程度の充電でもダイジョブですよ。

「パナソニックの社員は、大阪から東京への1泊程度の出張ならACアダプターを持って行かない」という話を聞いたことがありますが、本当だと思いました。

  • ACアダプター

ACアダプターの小ささは特筆モノです。

これなら毎日持ち歩いても苦になりません。

どちらを選ぶか?

いずれにせよ、レッツノートRZ6とバイオS11の2台なら、どちらを購入しても後悔することはないと思います。

アナタのライフスタイルにあわせて選んでくださいね。


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