関東の梅雨入りや梅雨明けはいつ?2020年はどうなる?予想します!
2020/05/25
関東では、例年、6月中旬ごろから7月下旬ごろまで続く梅雨(つゆ)。
この時期は雨模様の日が続き、何となくカラダがダルく感じたりすることの多い時季です。
2020年の関東・甲信地方の梅雨入りと梅雨明け時期はいつごろになるのでしょうか?
関東の梅雨入りと梅雨明けについて
「関東」とは?
一般的に「関東」というと、一般的には1都6県(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)をイメージする方が多いのではないでしょうか。
でも、気象庁のデータは「関東甲信」地方となっています。
これは、1都6県に甲信地方(山梨県、長野県)を加えた地域を意味していて、一般的な「関東」よりもやや広いエリアを指しています。
このサイトでも気象庁の発表に基づき、「関東甲信」としていきます。
「梅雨入り」・「梅雨明け」とは?
実は、梅雨入りや梅雨明けの日付は確定日ではありません。
比較的天気の良い日が続いてから、比較的雨が多く、日照時間が少ない時期に突入するまでの移り変わりの期間がおおむね5日間程度ありますが、その5日間の真ん中の日を「梅雨入り日」としているのです。
梅雨入りも梅雨明けも、各地方気象台の観測結果と、1週間後までの中期予報を組み合わせて決めています。
晴れが続いている日(初夏)から、今後数日間は天気が悪く雨模様だろうという予想(中期予報)を出し、実際に雨が降りだした日を梅雨入りとしているのです。
雨の日が続いている状態で、中期予報で晴れが続くと予報をし、最初に晴れ始めた日を梅雨明けというわけです。
確定値は9月に結果を再検討し、修正された後に決まります。
関東甲信の梅雨入り 2020年はいつごろ?
気象庁のデータによると、平成22年(2010年)までの過去30年の平均(入り・明けを特定しなかった年は除外)である「平年」の梅雨入りは「6月8日ごろ」となっています。
最も早い梅雨入りは1963年の「5月6日ごろ」で、最も遅い梅雨入りは、1967年と2007年の「6月22日ごろ」になります。
気象庁HP(昭和26年(1951年)以降の梅雨入りと梅雨明け(確定値):関東甲信)
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/kako_baiu09.html
長期的に見た平均値を表す線が右肩下がりになっていることから、関東甲信の梅雨入り時期のは早くなっているトレンドにあると言えます。
過去5年間はどうなっているの?
関東甲信の過去5年間の梅雨入りの確定値は、
- 2015年「6月3日ごろ」
- 2016年「6月5日ごろ」
- 2017年「6月7日ごろ」
- 2018年「6月6日ごろ」
- 2019年「6月7日ごろ」
と発表されています。
これらの過去のデータや近年のトレンドから予想すると、2020年の関東甲信の梅雨入りは、
「6月5日ごろから6月10日ごろの間くらい」
になると予想します!
関東甲信の梅雨明け 2020年はいつごろ?
続いて、2020年の関東甲信の梅雨明け予想をしてみたいと思います。
梅雨入りと同様に、気象庁発表の過去のデータを参照してみます。
2017年までの最も早い梅雨明けは2001年の「7月1日ごろ」でしたが、2018年の梅雨明けは「6月29日ごろ」と、2019年は「7月24日ごろ」との確定値が発表されています。
一方、最も遅い梅雨明けは、1982年の「8月4日ごろ」でした。
気象庁のデータによると、平成22年(2010年)までの過去30年の平均(入り・明けを特定しなかった年は除外)である「平年」の梅雨明けは「7月21日ごろ」となっています。
また、関東甲信の梅雨明け時期のトレンドは遅くなっている傾向がありましたが、2018年は一度早まったものの、昨年は以前のトレンドに戻っています。
過去5年間はどうなっているの?
関東甲信地方の過去5年間の梅雨明けの確定値は、
- 2015年「7月10日ごろ」
- 2016年「7月29日ごろ」
- 2017年「7月6日ごろ」
- 2018年「6月29日ごろ」
- 2019年「7月24日ごろ」
と発表されています。
2018年以外は、梅雨入りが早まり、かつ梅雨明けが遅くなっているので、関東甲信の梅雨は長期化のトレンドが続いていると言っていいでしょう。
これらの過去のデータや近年のトレンドから予想すると、2020年の関東甲信の梅雨明けは、
「7月15日ごろから7月25日ごろの間くらい」になりそうです!
まとめ
以上、ワタシの関東甲信地方の梅雨入りと梅雨明けの予想をまとめると、
- 関東甲信の梅雨入りは、6月5日ごろから6月10日ごろの間くらい
- 関東地方の梅雨明けは、7月15日ごろから7月25日ごろの間くらい
となります。
2017年から2018年にかけては、平年よりかなり早い梅雨明けとなっていますが、関東の梅雨は長いスパンで見ると長期化していると言えます。
関東では、過去に九州地方の梅雨のように大きな洪水などは起こっておらず、基本的にはジメジメと降り続く一般的な雨模様ですが、天気は比較的安定的で、降水量も全国平均であることが多いようです。
ただ、梅雨の時期は、朝から雨だとその日一日はずっと雨であることが多く、降ったり止んだりという天気は少ないようです。
梅雨入りから梅雨明けの期間の平均雨量は、2016年から2017年にかけては平年の平均雨量より25%以上少なく、最も梅雨明けの早かった2018年ではほぼ平年並みの降水量になっていますが、梅雨明けの遅かった2019年は平年より30%以上も多く降りました。
梅雨でなくても雨の日は何となく憂鬱な気分になりますが、元気に乗り切って、楽しい夏を待ち受けましょうね。
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