徒然なるママの365日

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花粉症はいつ頃からあるの?なぜなるの?重症化させないために

   

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今や日本人の4人に1人がかかっているといわれている「花粉症」。

2月を過ぎると春先まであちこちでクシャミをしたり、鼻をかんだりしている姿が見受けられますよね。

ちなみに、ワタシも花粉症です…。

花粉症といえば、普通は「スギ」が原因の「スギ花粉症」ですが、いったんスギ花粉症になると、次々と連鎖反応を起こして、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ……とアレルギーの原因が増えて、重症化していくこともあるらしいのです。

こうした花粉症の負の連鎖を止めるには、どうしたらいいのでしょうか? 

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花粉症っていつ頃からあるの?

進駐軍によってブタクサが持ち込まれたことが、日本における花粉症の発端だと言われています。

日本で初めてのスギ花粉症は、杉並木の多い日光市で1963年頃に確認されました。

それ以降スギ花粉症に関する認知度が高まり、今日に至ります。

戦後、国の植林政策によって1960~70年代にスギの植林が一斉に始められましたが、本格的に花粉が飛び始めたのは、木が育った1990年代に入ってからです。

木材としての汎用性が高いため、1990年代の前半頃まで、スギの植林は推進されてきましたが、やがて、外国から安い木材を輸入するようになると、スギの植林の事後管理が行われなくなってしまいました。

日本の森林面積は国土の約7割程度ですが、スギの植林面積はそのうち12%、植林面積全体の中では18%と、非常に多いのです。

ひとつの植物を集中的に植えるなど、生態系のバランスを崩していることが原因のひとつとも言われています。

日本人が清潔になったことも、花粉症と関係があります。

戦後まで「アレルギー」という病気はほとんど見られず、カラダの免疫系統は主にバイ菌やウイルスを退治するために使われていました。

ところが、戦後の復興に伴って物質的に豊かになり、衛生環境も格段に良くなりました。

それによりバイ菌と共存・共生するような環境はなくなり、余った免疫系統の作用は、アレルギー原因物質を一生懸命退治するようになりました。

これも、これも花粉症増加の大きな原因のひとつです。

花粉症はいろいろな原因が複雑に絡み合っているのです。

なぜ花粉症になるの

花粉の抗原などの異物が体内に入ると、白血球、細胞、タンパク質などを複雑に介して、「IgE抗体」という抗体が作られます。

このIgE抗体が、様々な化学物質の顆粒を含んだ「肥満細胞」に集まっている状態を「感作」と言います。

「感作」とは、ある抗原に対し、アレルギー反応をおこしうる状態になることを意味します。

そこへ再び抗原が体内に侵入すると、抗原とIgE抗体が反応し、肥満細胞の膜が溶けて中の顆粒があふれます。

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この顆粒に含まれる「ヒスタミン」が、くしゃみ、鼻水、鼻づまりを引き起こします。

また、溶けた肥満細胞の膜から、鼻づまりを引き起こす「ロイコトリエン」が産出されます。

この2つの化学物質「ヒスタミン」と「ロイコトリエン」により、花粉症が発症します。

また、花粉症は、よく「コップの水」に例えられます。

徐々にコップに水が満ちてきて、それがあふれた時に花粉症を発症する、というものです。

年々スギ花粉にさらされているうちに、花粉が体内に入って免疫系統が刺激され、コップの水位が高まってきます。

予防しないでスギ花粉にさらされ続けていると、コップの水があふれます。

このコップの水があふれたときが発症したときなのです。

既に花粉症に「感作」している人の割合は、7割以上だともと言われています。

7歳までに半数近くの人が花粉症に感作し、小学校を卒業する頃までには、ほとんどの方が感作してしまいます。

ただし、感作してもすべての人が発症するわけではありません。

感作しても成人までに発症するか否かが、ひとつの鍵と言えるでしょう。

花粉症を重症化させないためには?

「コップの水」を溜めない

マスクや空気清浄機を使用したり、症状が出た時にすぐ薬を飲むなど、コップの水を溜めないことが大切です。
ワタシも花粉の時期は、ジルテック、リボスチン、アラミストは手放せません。

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コップの水が溜まれば溜まるほど過敏になり、免疫機能が増幅されて余分なIgE抗体が作られるなど、色々な連鎖反応が起きてしまいます。

食べ物や睡眠時間など、生活環境に気を使う

食べ過ぎや飲み過ぎは禁物です。
いつも早寝早起きを心掛けましょう。
疲れないようにして炎症が起こりにくくして、炎症が起きてしまったらすぐに抑えることも重要です。

マメな対策で肌を守る

花粉症の時期は肌も敏感になるため、顔のかゆみやジンマシンの症状が出る女性も多いです。
次の3つをマメに行って習慣づけてしまいましょう。

  • コートは玄関先で脱いで、花粉を部屋の中に入れない
  • 帰宅したら、すぐお風呂に入って花粉を洗い流す
  • ウールや静電気が起きやすいフリースは避け、花粉の付きにくい服装を心がける

まとめ

薬や治療は花粉症を今以上に悪化させないためのサポートにしか過ぎません。

すべてをドクター任せにするのではなく、日々の生活習慣や生活環境をあらためて見直すことも大切なのではないでしょうか。

生活習慣や生活環境を見直して、コップの水~炎症を溜めないようにしてください。

もちろん、ストレスを溜めないことも重要です。

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心と生活にゆとりをもって、優しく花粉症と向き合っていきたいですね。


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