新入社員の夏のボーナスの平均や寸志について解説します
2017/03/15
会社員になって、毎年夏の楽しみと言えば、やっぱりボーナスですよね。
ワタシも毎年6月ぐらいになると「今年のボーナスは何に使おうかな?」なんて考えます。
ボーナスをもらう前ってホントにワクワクしてしまいます。
特に新入社員の方は、初めてのボーナスですものね。ワクワク感が違います!
「いつ頃もらえるのか」「いくらもらえるのか」なんて考えてしまいます。
でも、入社したばかりで迷惑をかけているし、先輩にはそんなこと聞けない…。
そりゃそうですよね。
それでは、先輩方にバレないように、そぉーっと確認しておきましょう。
新入社員の夏のボーナスはどうなっているの?
まず、そもそもボーナスとは何なのでしょうか?
ボーナスとは、業績やあなたの会社貢献度によって支給される賞与です。
会社の業績やあなたの会社貢献度が低いと判断された場合は、当然賞与も低くなります。
入社2年目以降になると、4月が新年度の場合、5月頃に前年度の業績等について査定があり、
前年度1年間(もしくは半年間)の会社貢献度が決められて、賞与が決定します。
ということは、前年度働いていない新入社員の方には、当然査定ができません。
つまり、ボーナスもないということになります。
4月に入社してからまだ数か月ですし、試用期間・研修期間中の方も多いでしょうから、これは仕方ないことだと思ってください。
でも、がっかりしないでください。
実際は新入社員の段階でもボーナスを支給するという企業は多いのです。
ボーナスの支給は基本的には夏と冬に分けて2回支給されます。
ただし、夏のボーナスは寸志になる場合がありますが、これは後ほどご説明します。
もちろんボーナスそのものを導入していない会社もありますので、その辺りは入社時の規定をしっかりと確認しておいてください。
新入社員の夏のボーナスの平均は?
では、もらえるとして、新入社員の夏のボーナスはいくらもらえるのか、平均はいくらかということについてお話しします。
新入社員の初ボーナスの平均金額は、おおよそ5万円から10万円だそうです。
大卒新入社員に絞って業種別の初めてのボーナスの平均を見てみると、製造業で夏ボーナス平均は10万円弱、非製造業で夏ボーナス平均は9万円弱だそうです。
もちろんこれは先にお話しした「査定」に基づくものではないので、「これから頑張っていって欲しい」という期待料なのかもしれません。
基本的にボーナスの金額は、「給料の○か月分」と言う話もよく聞きますが、新入社員の平均ボーナス支給金額を考えると、そこまでもらえる人はほとんどいないでしょう。
平均ボーナスどころか、新入社員のうちはボーナスすらもらえないというのも珍しくありません。
新入社員として夏のボーナス=期待料がもらえるだけありがたいと思いましょう。
ちなみに、新入社員に最も近い20歳代のボーナス平均額を見てみましょう。
20歳代前半は37万円、20歳代後半で60万円だそうです。
また、30歳代で72万円、30歳代後半で85万円という統計があります。
ちなみに、ボーナス支給平均額が多い業種ですが、「金融業」、「公務員」、「製造業」がトップ3を占めています。
第1位の金融業は、平均金額が約85万円、ついで公務員が約65万円です。
何かと注目の「IT関連業」は、第5位で約55万円となっています。
この不景気の時代であっても、公務員のボーナス額が高いようです。
新入社員の夏のボーナスは「寸志」?
はじめに申し上げたとおり、新入社員のボーナスの金額は、入社した会社の規定で定められている場合もあれば、業績に応じたボーナスを支給してくれるケースもあります。
でも、企業によりますが、新入社員の夏のボーナスは事実上、寸志という場合が多いです。
「寸志」とは、心ばかりの贈り物ということです。
ボーナスとは、業績やあなたの会社貢献度によって支給される賞与であるとお伝えしました。
前年度働いていない新入社員の方には、当然査定ができませんので、支給額の欄にたとえ「賞与」と書いてあったとしても、意味あいは、やはり寸志であると思います。
新入社員がボーナスの代わりにもらうのが「寸志」だとすると、寸志はいくらぐらいもらえるのでしょうか?
一般的には、大卒で10万円弱、高卒で8万円弱、というのが上場企業の寸志の平均のようです。
産業や会社によって違ってきますが、寸志を出す会社はすくなくありません。
また、支給方法は「寸志」だけではなく、「在籍期間の日割り計算」で支給することもあるようです。
計算方法が査定だけではない場合は、在籍期間も重要になってきます。
新入社員だからボーナスもらえないんだ・・・とがっかりしていた方、少しは寸志としてもらえる可能性がありますから、がっかりしないで!
まだ働き始めてから日が浅いですから、ボーナスがもらえないのは仕方がないことです。
次年度以降は正社員としてきちんともらえますから、今年度1年間はガマンですよ。
来年はガッツリボーナスをもらいましょう!
まとめ
以上、まとめると、
- ボーナスは前年度の査定や在籍期間で金額がきまる
- 新入社員の夏のボーナスは「寸志」が多い
- 新入社員の寸志は10万円以下が相場
ボーナスは会社員の楽しみですが、新入社員は少しだけガマンが必要です。
1年目の夏のボーナスは、あなたに対する「期待料」です。
その期待に応えるためにも、今年度1年間はボーナスを期待しすぎず、仕事を覚える時期と考えてじっくり働きましょう。
本当の意味のボーナスは、次年度以降の楽しみとしてとっておいてくださいね。
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