トイレの手洗いカランから水が出ない?ダイヤフラムを交換します!
2017/02/12
ちょっと変な話でスイマセン。
夕方、子どもを学童保育に迎えに行く前にトイレに行き、手を洗おうかと思ったら、タンクの上にある蛇口のようなところ~手洗いカランから水が出なくなりました。
下からは流れましたが、その後はカランからタンクに水が溜まる様子はありません。
このまま子どもが帰って来てもトイレが使えないのでは?と思い、大至急調べてみると、同じような症状で「出張費6,000円、修理代20,000円」なるレポートサイトが…。
根性で、もうちょっと良く調べてみました(笑)。
で、かかった費用、パーツ代のみの1,000円弱。
お伝えします!
トイレの手洗いカランとは?
トイレで用を足したあとは、もちろん手を洗いますよね。
そんなとき、トイレのタンクの上にある手洗い管のことを、手洗いカランと言います。
トイレの中に手拭き用のタオルなどを準備し、手洗いの際は毎回利用できるようにしているご家庭も多いと思います。
外から見る単にタンクの上にのっているように見える手洗いカランですが、実はチューブやホース、パイプなどでタンクの内部とつながっています。
これらの部品を通して、タンク内に供給された水の一部が手洗い管からも出るようになっているのです。
トイレの手洗いカランから水が出ない!
この手洗いカランつながっているけれど見えない内部のパーツが劣化していたり接続に不具合がある場合は、水を手洗いカランまで運んでくることができません。
確認するには、まずタンクのフタを少し持ち上げてみましょう。
※いずれもTOTOホームページより
http://www.toto.co.jp/aftersupport/solution_t/07_2.htm
そのまま外れるタイプなら外してしまって構いません。
ナットやバンドで固定されている場合は、これを外すと自然にフタも外れます。
フタをはずすと我が家のタンクにはもう一つ、プラスチックの透明のフタがついていました。
ここに「シューッ、シューッ」と音を立てて、浮き球がテコのように接合されている部分(ボールタップカバー)の隙間から水が噴き出して当たっていました。
なので、こうして噴き出している水がタンクに一杯になると、また流せるようになるのですが、とにかく時間がかかります。
2階のトイレも同じ製品なので、あえて外して確認してみました。
すると、本来はここからは水は出ないで、手洗いカランの方へ流れるようになっていました(当たり前ですかね?)。
トイレの手洗いカランの下にあるダイヤフラムを交換する
つぎのような症状の場合は、「ダイヤフラム」と呼ばれる小さなパーツを交換するだけで元通りになります。
症状
- ある日突然、手洗いカランから水が出なくなる
- 排水後、タンクの中で「シューッ、シューッ」という音がする
- 設置後、5年以上が経過している
これらにあてはまっている場合は、まずダイヤフラムを交換してみましょう。
交換方法
1 止水栓を止めます
水道管からタンクに水を供給している元栓である「止水栓」を止めます。
マイナスドライバーでもできますが、大きさが合えば平たい鉄の板でも構いません。
ちょっと力がいるので男性が近くにいたらやってもらいましょう。
これをやらないと、トイレの中がびちょびちょになります。
ちなみにワタシはあわてんぼなので、はじめ、トイレの中をびちょびちょにしてしまいました…。
(参考)TOTOホームページ
http://www.toto.co.jp/aftersupport/solution_t/shisuisen.htm
2 タンクのフタを外して、ボールタップカバーをとります
ちなみに我が家のトイレにはボールタップカバーはついていませんでした。
3 浮き球レバーをはずしてから、ナットをはずします
浮き球レバーは両外側をつまむようにすると外れやすいです。
ナットはひねるだけです。
4 ダイヤフラムをはずして、新しいモノと交換します
この際、クリーニングピンという固い針状のものがゴムの穴から出てくることを確認してください。
5 先ほどと逆の順番で元に戻していきます
最後に止水栓を開いておしまいです。
全体の流れは次のサイトを参考にしてくださいね。
(参考)TOTOホームページ
http://www.toto.co.jp/aftersupport/solution_t/07_2.htm
まとめ
TOTOのホームページには、ダイヤフラムの交換時期は5年と書いてありますので、それ以上たったトイレは、いつ我が家のトイレのようになってもおかしくないということだと思います。
ただ、パーツのパッケージには「工事店さま用」と書いてあり、素人がこのパーツを交換することは想定して居ないのかも知れません。
でもワタシたちだってぜんぜんできちゃいますし、現にTOTOがホームページで交換方法を案内しているくらいですから、自信をもってやっちゃいましょう!
で、このダイヤフラムを購入する際、
- HH11113
- TH405S
という、適合する2種類のパーツがあり、かつ、HH11113の方がほんの少し高かったりして、とても迷いました。
|
←こちらがHH11113です。説明書付きです。 |
|
←こちらはTH405Sです。まぎらわしいです。 |
サイトによっては「同じものです。」などと書いてあります。
確認したところ、確かに同じパーツなのですが、「TH405S」には取扱説明書が添付されていないそうです。
ワタシのサイトと、TOTOのホームページをみてやり方を理解された方は、「TH405S」で充分だと思います。
こちらを経由してから購入すると、ちょっとしたお小遣い稼ぎになりますよ。
では、ワタシのようにトイレを濡らすことなく、落ち着いて、ゆっくり確実にやってくださいね。
■ おすすめトピック ■