そのかかとの痛みは足底筋膜炎かも?原因と対処方法について
何となく、ホントに何となくだけど、左足のかかとがイタイ…。
こう思いながら数週間。
ある朝、激痛に変わっていました。
痛くて痛くて、歩くのも困難なぐらいの痛みです。
速攻で整形外科に行ったところ、「足底筋膜炎」とのこと。
今までそんな病気、聞いたことありませんでした。
とりあえず、骨に異常がなかったのは良かったのですが、早くこの痛みを何とかしたい!
ワタシと同じ悩みを持つアナタ、参考にしてください!
そのかかとの痛みは足底筋膜炎かも?
痛みにもいろいろありますが、ホントに激痛です。
かかとに激しい痛みを感じたら、仕事を休んででも、まずは整形外科に行ってレントゲンをとってもらいましょう。
骨に異常があると、今後歩行ができなくなる可能性もありますからね。
とりあえず骨に異常がないとすると、足底筋膜炎の可能性があります。
足底筋膜とは、足裏のかかとの骨から足指の付け根までを覆っている扇形のアーチ状の部分で、通常、足裏に負荷がかかるとき、その筋膜がバネのようにクッション的な役目を果たします。
その大事な役割を果たしている足底筋膜に炎症が起こり、痛みが生じる病気が「足底筋膜炎」です。
足底筋膜炎の原因は?
足底筋膜炎の主な原因
1 毎日スポーツをしている
筋肉疲労を起こしている可能性があるにも関わらず、「継続」に重点をおいて、とにかく毎日続けてしまうということがあります。
また、徐々に痛くなるので、なかなか気づきにくいのです。
2 ジョギング、テニスなど、足裏への刺激が大きいスポーツをしている
ワタシが会社でかかとが痛そうに(ホントに痛いのですが)歩いていると、友人が「足底筋膜炎でしょ?」と話しかけてきました。
「えっ!?なんでわかるの?」とたずねると、自分もなったことがあるからわかる、とのことでした。
その友人はマラソンが趣味で、地方はもちろん、海外の大会にも参加しているほどのランナーです。
3 仕事上、足裏をよく使う
長時間の立ち仕事や、よく歩く営業職などの方がなりやすいのです。
4 冷え体質(特に足部分)である
筋肉が硬くなり、弾性が失われるために、足底筋膜炎が起こりやすくなります。
で、ワタシはどれにあてはまるかというと、
1 毎日スポーツをしている … 〇
かつて毎朝30分くらいウォーキングをしていました。
2 ジョギング、テニスなど、足裏への刺激が大きいスポーツをしている … 〇
この例の中にはありませんが、フィギュアスケートをやっていますので、これは「足裏への刺激が大きいスポーツ」に当てはまると思います。
3 仕事上、足裏をよく使う … ✖
仕事上、一日の半分以上はPCとにらめっこです。
4 冷え体質(特に足部分)である … △
自覚はありません。
う~ん、こうしてみるとそれなりに前兆はあったのかも知れませんね。
アナタもちょっと当てはめてみてください。
足底筋膜炎の対処方法は?
プロスポーツ選手なら、日ごろ酷使する部分のメンテナンスを、専属のトレーナーを付けてケアするでしょう。
専属の方を付けるのは難しいですが、ワタシたちも普段からストレッチやマッサージ等で筋肉を柔らかくするケアが予防には不可欠です。
また、すでに足底筋膜炎を発症している場合は、早急に処置をすることにより、治りが早くなります。
そこで自分でできる対処法をご紹介します!
足底筋膜炎を自分で改善する対処方法
- 治るまでスポーツはしない
- できる限り仕事量を減らして休息をとるよう心がける
- 足湯などで足をよく温める
- インソールを使う
- 外反母趾を治す(悪化させない)
かかとが痛いと、ついマッサージしたり湿布で冷やしたりしがちですが、これらはかえって逆効果です!
痛い箇所はとりあえずしばらく触らないようにすることが一番です。
ワタシは日ごろからマッサージ、特に足裏マッサージが好きで、よく通っています。
足裏マッサージはちょっと強めの「イタキモチイイ」感じが好みだったのですが、これが今回の足底筋膜炎のトリガーになったかもしれないと思うことがあります。
それ以来、ボディマッサージのみにしています。
まとめ
足底筋膜炎による痛みをほぼ感じなくなるくらいまで治癒するには、整形外科へ通っても通わなくても1年以上かかります。
結局ワタシは整形外科へは通わず、毎日軽く足首を回したり、開脚ストレッチをしたり、アキレス腱を延ばしたりしていました。
あれから約1年くらい経過しましたが、痛みはほとんどなくなりました。
ただ、前日に激しい運動をしたり、長時間歩いたりすると、痛みが強くなりますので引き続き注意したいと思います。
なお、足底筋膜炎とよく間違えられる病気に、「モートン病」というものがあります。
モートン病は、かかとではなく、足の指の指神経が圧迫されて痛みが起こります。
先の尖った靴、かかとの高い靴を履く方がかかりやすい病気ですので、気になる方はやはり早期に整形外科を訪ねてみてくださいね。
■ おすすめトピック ■