カブトムシの寿命はどれくらい?最長記録やクワガタとの比較も紹介
2017/02/24
梅雨が明けると、昆虫たちも夏を待ちわびていたかのように、一斉に外に出て来ます。
その頃は、ちょうど夏休みになろうかという時期と重なります。
そう、子どもたちも一斉に外に出て遊び始めます。
そして、子どもたちは、特に男の子は昆虫が大好き!
「ムシキング」なるゲームや漫画もあるくらいですから。
近所にちょっとした林などがあると、最近はまたカブトムシなどの甲虫が採れるようになってきましたね。
男の子が朝早く起きて、頑張って採ってきたカブトムシ。
夏休みの宿題そっちのけで、毎日ケージを眺めています。
でも男の子ってそういうところがまたカワイイんですよね。
そんな子どもが大事にしているカブトムシ。
一体寿命はどれくらいなのでしょうか?
お父さんとしては気になるところですよね。
カブトムシの寿命はどれくらい?
卵の時代からみても、寿命は1年くらいしかないようです。
普通7~8月に成虫になってから1~2ヶ月というのが一般的です。
自然界では気温が下がるとエサとなる樹液も出なくなり、冬は越せないことになります。
カブトムシの寿命 最長記録は?
「最長記録」なるものはありませんでした。
本来、カブトムシは成虫越冬する種ではありません。
ただし、飼育下で、昆虫用ゼリーをあげて、温度と湿度の管理をしっかりしてあげて、かつ、広いケージで飼育すると越冬する例があるようです。
いずれにせよ、例外的に冬を越せたとしても、来年も活動するということではなく、たまたま生き延びただけで、間もなく寿命を迎えます。
カブトムシとの比較 クワガタは?
国内でみられる、主なクワガタの一般的な寿命は次のとおりです。
- オオクワガタ 4年~5年
- コクワガタ 2年
- ヒラタクワガタ 2年~3年
- ミヤマクワガタ 4ヶ月~6ヶ月
- ノコギリクワガタ 2ヶ月~3ヶ月
つまり、カブトムシはワンシーズンしか生きられず、クワガタは冬を越すことが可能なのです。
しかし、これは自然の中での寿命なので、私たちが虫かごなどで飼った時は寿命はこれより短くなってしまいます。
まとめ
カブトムシの本来の生態は、成虫になると交尾・産卵を終えて死んでいきます。
そして、その卵は孵化し、幼虫の状態で越冬します。
翌年の初夏以降、蛹になり、羽化して成虫となります。
その繰り返しで命をつないでいます。
大事にしているカブトムシの寿命はそんなに長くはありませんが、子どもたちに自然の摂理や命の大切さを学んでもらうことも必要ですね。
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