クワガタの寿命はどれくらい?最長記録やカブトムシとの比較も紹介
2016/04/30
誰でもうっとうしく感じる梅雨。
でも梅雨はわれわれ生物にとっては必要な時期なのです。
そんな梅雨が明けが待ち遠しいのはワタシたち人間だけではありません。
梅雨が明けると、昆虫たちも夏を待ちわびていたかのように、一斉に外に出て、夏を迎えます。
だから、夏になると子どもたちはお父さんにせがんで、一緒に朝早く虫捕りにでかけ、捕まえた昆虫を飼育し始めます。
でもみなさんが子どもの頃、クワガタやカブトムシはどれくらい生きましたか?
せっかく飼育するのなら、長生きして欲しいし、 寿命がわかっていれば、悲しみも少しは軽くなりますよね。
そこで今回は、クワガタの寿命の最長記録やオスとメスとの違いなどについてご紹介します。
クワガタの寿命はどれくらい?
国内でみられる、主なクワガタの一般的な寿命は、種類別でみると次のとおりです。
- オオクワガタ 4年~5年
- コクワガタ 2年
- ヒラタクワガタ 2年~3年
- ミヤマクワガタ 4ヶ月~6ヶ月
- ノコギリクワガタ 2ヶ月~3ヶ月
つまり、クワガタの寿命は冬眠できるか否かで違います。
オオクワガタ、コクワガタ、ヒラタクワガタは冬眠できるので、一般的には長生きします。
一方、冬眠できないミヤマクワガタとノコギリクワガタは短命です。
外国産のクワガタは日本のものと違って、四季のない場所で活動しているものが多いので、冬眠することはできません。
したがって、冬は温度を高くし、夏は少し温度を下げてあげ、1年中20℃前後の気温を保って飼育してあられれば、2年くらいは生きられると思います。
クワガタの寿命 最長記録は?
クワガタの中で最も長生きなのはオオクワガタです。
寿命の最長記録ですが、残念ながらギネスブックなどにはありませんでした。
5年以上生き続けたという話もあるようですが、真偽のほどはわかりません。
いずれにせよ、長生きさせるにはかなり厳密な温度管理などが必要になります。
クワガタとの比較 カブトムシは?
卵の時代からみても、寿命は1年くらいしかないようです。
普通7~8月に成虫になってから1~2ヶ月というのが一般的です。
自然界では気温が下がるとエサとなる樹液も出なくなり、冬は越せないと思います。
飼育下で、昆虫用ゼリーをあげて、温度と湿度の管理をしっかりしてあげて、かつ、広いケージで飼育すると越冬する例があるようです。
ただ、例外的に冬を越せたとしても、来年も活動するということではなく、たまたま生き延びただけで、間もなく寿命を迎えます。
また、一般的に、メスの方が少し長生きします。
しかし、オスと数カ月しか変わりません。
まとめ
種類によって、冬を越して長生きできるクワガタもいるなんて、小さいころの記憶と違っていませんでしたか。
昆虫を飼育することで学べることは意外に少なくありません。
大事にしているクワガタの寿命を知りつつ、子どもたちに自然の摂理や命の大切さを学んでもらうことも必要です。
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