日焼け止めの「SPF」って?敏感肌への影響や正しい使い方について
2016/05/01
もうすぐ暑い日差しが続く夏がやってきます!
夏は大好きだけれど、日焼けは気になりますよね。
でも日焼け止めはお肌に良くないって言うし…。
そもそもなんで日焼け止めはお肌に良くないの?
SPFって日焼け止めの強さらしいけど、肌への影響ってどう違うの?
特に敏感肌のワタシにはどんな日焼け止めがいいの?
そんなアナタの疑問にお答えします。
日焼け止めの「SPF」って?
日焼け止めに必ず表示されている、SPF。
このSPFに加えて、PAという表示も目につきます。
まず、紫外線はA波とB波というもので成り立っています。
UVAとUVBという呼び方もされます。
まずUVAは地表に届く紫外線のうちの約95%を占めており、エネルギーは比較的弱いのですが、ガラスや衣服まで通り抜けて、肌の奥底や真皮まで届いてダメージを与えます。
肌のハリのもととなるコラーゲンを作り出す細胞に直接ダメージを与え、老化を引き起こす、コワ~イものです。
一方、UVBは波長が短く、強力なエネルギーを持ち、肌の表面にダメージを与え、日焼けの原因となります。
このUVAとUVBを防ぐ指標となるのがPAとSPF。
PAは+の数で表され、最大3つまでレベルがあります。
+の数が多ければ多いほど高いUVAの防御効果を示します。
そして人の肌がUVBによって影響を受け始めるまでにかかる時間は約20分と言われています。
SPFの値は、この時間をどれだけ伸ばせるかという数字になります。
例えばSPFが20なら20分×20=400分、つまり6時間以上は日焼けを食い止めることができるということになります。
ですので、日常使いならPAは+か++、SPFは15~25で十分効果があります。
日焼け止め 敏感肌には?
一口に敏感肌と言っても、何が原因で肌トラブルが起こるかは人それぞれです。
最も大切なのはアナタの肌質に合うかどうかです。
購入する前にお店のテスターやサンプルで試してみてください。
ネットショッピングの場合は、基本的に赤ちゃん用や敏感肌用など、低刺激なものを選ぶようにしましょう。
敏感肌の人は何が原因で肌トラブルが起こるかわかりませんので、SPF・PAは必要最小限が良いでしょう。
さきほどお伝えしたとおり、PAは+か++、SPFは15~25で効果がありますので、敏感肌の方は必要最低限の数値の20以下であれば十分です。
また、できるだけ余計な成分が含まれていないに越したことはありません。
ノンケミカルの紫外線吸収剤が入っていないものを選ぶようにしてください。
一般的な日焼け止めには、紫外線防止剤として「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」が使われています。
紫外線吸収剤フリーとは「紫外線吸収剤を使っていない」ということです。
あと、それほど気にすることはありませんが、アルコールやエタノール、シリコン、パラペンや防腐剤が入っていないものがあればそちらを選びましょう。
敏感肌の方が高数値の日焼け止めを使用するのは、真夏の炎天下でレジャー、スポーツをやるときだけにしておきましょう。
また、ウォータープルーフは落ちにくく、クレンジングの際肌を痛めますので注意してください。
日焼け止めの正しい使い方
SPFとPAは効果が高くなればなるほど、紫外線防止の成分が多くなり、肌への負担が増加します。
「SPF50+、PA++++」の高数値の商品を毎日使い続けるのは、肌のことを考えるとおすすめできません。
いたずらに、SPFやPAの値を上げるより、むしろ日焼け止めの効果が最も発揮できる順番を考えましょう。
女性の場合、普段はメイクをする前のスキンケアの後、つまり化粧水や乳液のあとに日焼け止めを塗り、化粧下地で色補正は行い、その後はいつも通りメークを行うという順番が効果的です。
日焼け止めは白っぽい色をしているものも多いので、そのあと下地で色補正をすることで、違和感のないメイクができます。
今は下地自体に日焼け止め効果があるものも数多く売られていますので、日常的には下地で補うのも良いと思います。
海や山などレジャーに出かけたときには、メークの上からこまめに日焼け止めを塗り直すことで効果的に紫外線を防ぐことができます。
まとめ
以上、日焼け止めについて考えてみました。
まとめると、
- 普段使いならPAは+か++、SPFは15~25で十分効果あり
- 敏感肌の人は基本的に赤ちゃん用や敏感肌用など、できるだけ低刺激なもの余計な成分が含まれていないモノを
- PAやSPFだけではなく、日焼け止めの効果が最も発揮できる順番を考える
ということになります。
あなたの肌質にベストの日焼け止めは、何種類か試してみないと出会えないかもしれません。
また紫外線から肌を守る方法は、日焼け止め以外にも、UVカットの衣服や小物、ストール、日傘、長袖など、たくさんあります。
この夏、自分にライフスタイルに合ったものを積極的に取り入れていきましょう。
自分の肌に合った総合的な日焼け対策をしてくださいね。
■ おすすめトピック ■