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サッカー ゴールキーパーの6秒ルールと運用について

      2017/02/12

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子どもと一緒に見に行ってたんです、6月18日のFC東京対アルビレックス新潟戦。

0対0が続く前半20分すぎ。

FC東京のゴールキーパー、秋元選手がシュートのこぼれ球を拾い、1度は蹴ろうとしたのですが、持ち直してパスコースを探していると、突然ホイッスルが鳴り、主審の手があがりました。

あれ?あれ?という間に新潟の山崎選手が秋元選手からボールを奪って、素早くリスタート。

左後方から走る成岡選手へパスして新潟の先制点となってしまいました。

FC東京ファンの親子としては納得がいきません(笑)。

あとで調べたら「6秒ルール」というものによるものだとか。

調べてみました!

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サッカー ゴールキーパーの基本ルールとは?

ゴールキーパーとは、もちろん、ゴールを守るポジションです。

サッカーのルールでは、ひとりだけ手を使うことが認められているポジションでもあります。

そこで、サッカーではゴールキーパーだけに当てはまる特別なルールが存在します。

ゴールキーパーの必置

ゴールキーパーはチームに必ずひとりいなければなりません。

もし、反則や負傷でゴールキーパーがいなくなった場合、通常は控えのゴールキーパーと交代します。

キーパーがレッドカードをもらった時も、フィールドプレイヤーをひとり下げて、ゴールキーパーを投入します。

ただし、交代枠を使い切っている場合は、急きょフィールドプレイヤーが代わりにゴールキーパーをつとめる必要があります。

フィールドプレイヤーがユニフォームの上にさらにキーパー用のユニフォームを着るなんてこともあり得ます。

すべてにおいて手を使える訳ではない

ゴールキーパーはただひとり手を使えるポジションですが、あらゆる状況で手を使える訳ではありません。

味方が足で蹴ったボールを手で触るとバックパスとなり、反則行為となります。

また、味方のスローインを直接手で触れることも同じく反則行為となります。

連続して手を使える時間の制限(6秒ルール)

一度ボールを手にした時点から6秒以上持ったままだと反則となります。

ボールを地面にバウンドさせてもこの時間はリセットされないのです。

ゴールキーパーの6秒ルールとは?

お伝えしたように、ゴールキーパーだけに当てはまるルールのひとつに「6秒ルール」というものがあります。

サッカー競技規則によると、次のとおりです。

第12条 ファウルと不正行為

間接フリーキック

ゴールキーパーが自分のペナルティーエリア内で、次の4項目の反則のいずれかを犯した場合、間接フリーキックが相手チームに与えられる。

●自分のものとしたボールを放すまでに、手で6秒を超えてコントロールする。
●自分のものとしたボールを手から放したのち、他の競技者が触れる前にそのボールに手で再び触れる。
●味方競技者によって意図的にゴールキーパーにキックされたボールに手または腕で触れる。
●味方競技者によってスローインされたボールを直接受けて手または腕で触れる。

(中略)

間接フリーキックは、反則の起きた場所から行う(第13条―フリーキックの位置を参照)。

一番最初の●が「6秒ルール」です。

ムズカシイですね。

6秒ルールの実際の運用は?

とはいえ、ルール(競技規則)とその運用は別に考える必要もあるでしょう。

ルールでは、「ゴールキーパーが自分のものとしたボールを放すまでに、手で6秒を超えてコントロールする」ことは反則となっていますが、それを判断するのは審判です。

審判が「反則」と判断すれば笛を吹き、「反則ではない」と判断すれば流し、「早くプレーするよう注意する必要がある」と判断すれば注意します。

6秒を実際にストップウオッチで計っているわけではありませんので、審判は試合の流れを見ながらそれらを一瞬で判断しているのです。

後日、高校のサッカー部の顧問をつとめている友人に聞いたところ、今までこの反則をとった例は見たことがないとのことでした。

そう考えると、今回は目に余る秒数を持ったのかなとも思いました。

厳密なルールの適用は大切ですが、実際にフリーキックになったとき、9.15m以内にいる相手選手をすべて警告にしているわけではありません。

このルールは、ゴールキーパーがいたずらに時間稼ぎするのを防ぐためのルールですし、また、審判は無用な反則で笛を吹くのが仕事ではなく、試合が円滑に進行するようにあらゆる事柄に注意を配るのが理想です。

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まとめ

競技規則では、ゴールキーパーがボールを手や腕でコントロールして6秒経つと反則で、反則の起きた場所(ペナルティーエリア内)から相手チームに間接フリーキックが与えられます。

ですので、今回の主審の判定は間違っているとは言えません。

しかし、この「6秒ルール」の趣旨は、ボールを長く手で保持してゴールキーパーが時間稼ぎをすることを防ぎ、プレー時間を確保することにあるのですから、その趣旨を踏まえると、主審はまずゴールキーパーに素早くプレーするよう促すことが適切であると、FC東京ファンは考えます(笑)。

試合後、秋元選手は「ジャッジは変わらないし、自分の不注意なのでしっかり反省したい」とコメントしていました。

素晴らしいですね。

だからFC東京ファンをやめられないのです!


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